2017年5月24日水曜日

Preziかなりイイです!

先日主催したプレゼンテーションの学会で安倍先生にPreziの使い方を教わりました.

実際に,ワークショップPreziを使ってみましたが,思っていた以上に簡単に使えることがわかりました.PowerPointを使っているドクターであれば,あっという間に簡単なプレゼンテーションを作ることができると思います.
(おそらく日本の整形外科医のなかで,トップクラスのPreziの使い手である安倍先生から実際の使い方を手とり足取りご指導いただけたのは,超ラッキーでした)

現在のところ,Preziの無料プランは,Prezi Nextというラインになっているみたいです.Prezi Nextには日本語フォントがまだ充実していないのが難点ではありますが,そのうち充実してくるでしょう.Preziのすごいところは,事前に用意されているテンプレートがかなり洗練されており,充実しているというところ.


まだ,学会の一般口演に使うことは難しいと思いますが,院内のセミナーや地方会であれば,自分のPCをプロジェクターに接続することで,印象的なプレゼンテーションが可能になると思います.
興味がある方は,ぜひ,Preziのアカウントをつくって,触ってみてください.

2017年5月23日火曜日

Office 365 ProPlusが結構オススメ

別にマイクロソフトの回し者でもありませんが,PowerPointを使い倒してやろう.というお方には,Office 365 ProPlus(以下本プラン)をおすすめします.

先日のプレゼンテーションセミナーで安倍先生に教えていただいたのですが,本プランでOfficeを購入すると維持費として毎月1,310円が必要になります.

従来の1回購入でPCにソフトをダウンロードするタイプと違い,本プランでは,常に最新のOfficeが利用できるみたいです.一回購入の場合,新しい機能が追加されることは基本無いみたいですね.

私のMacにも,2年ほど前に購入したOfficeが入っているのですが,Office 365ProPlusとはかなり機能が異なっていました.Preziのような新しいプレゼンテーションツールに負けないように,ここ数年でPowerPointはかなり機能が進化しています.マイクロソフトとしては,本プランに誘導したいのでしょうね.さらに,本プランには,なんと1TBのオンラインストレージが利用可能になるとのこと.

(免責)私自身は,Office 365 ProPlusを今日現在購入していないので,間違いがあったらゴメンナサイ.

2017年5月22日月曜日

プレゼン天下一武道会での驚き

先日,プレゼンテーションのセミナーの中で「プレゼン天下一武道会」という企画を行いました.いくつかの難易度の設問を用意して,周囲を説得するための2分間のプレゼンを行うというもの(準備は30分).

最高難易度の問題として,
「現在治療法の存在しない難病の患者さんに対して,頭を切り離し,胴体を移植する手術を行う」という架空のストーリーを用意しました(実際にイタリアで今年行われるらしいです).他の設問に対して,10倍の難易度を設定しました.

今回参加したメンバーの中で,1人だけこのプレゼンに挑戦しました(私のブログにもよく登場する有名人です笑).

そのプレゼンがあまりに秀逸だったので,紹介します.
みんながPowerPointでプレゼン資料を作成している30分間に,その方は,何もしていませんでした.何もしていないように見えましたが,実はプレゼンに勝利するためのロジックを,頭の中で構築していたのです.プレゼンには,写真を3枚使っていましたが,別に何のインパクトも無い,ありきたりの写真です.

しかし,プレゼンの冒頭で,「私は皆さんの意見を,YESにするつもりはありません.ただし,積極的にNOというのでなければ,私の実行するプランを止めないでいただきたい.」という提案からプレゼンがスタートします.その後は,「この患者さんは他に助かる方法がない」「患者さんの生きるための唯一の希望を妨げないで欲しい」という説得を行いました.

架空のゲームでしたが,なんと参加者の約7割がYESに投票するという大ホームランになりました.

ここで,私が一番注目したのは,この先生が,「巧妙にルールを自分に有利な方向に変えてしまった」という事実です.おそらく,準備の30分で,このロジックを組み立てていたのだとおもいます.

「YESに票を集めるのではなく,NOで無いのなら反対しないでほしい.」というふうにゲームのルールそのものを変えてしまったのがポイントです.そして,積極的にNOを言いにくくなる情報を提示し続けたのです.






2017年5月21日日曜日

セミナーのアイスブレイクにオススメのゲーム

先日初対面の人達が集まる会合で、アイスブレイクとして行ったゲーム(マシュマロ・チャレンジ)をご紹介します。すでに、世界中のCEOやビジネスパーソン、果ては幼稚園児までこのゲームに参加しています笑
準備も簡単で、あっという間に仲良くなれるのでオススメ。


マシュマロ・チャレンジ
用意するもの 
・マシュマロ1個、パスタ20本、糸、テープ
・3~4人で1つのチーム
・制限時間18分でパスタを使って自立型の塔を作りマシュマロを乗せる。一番マシュマロの高さが高いチームが勝ち。

元ネタはこちら(日本語訳あり)

私はファシリテーターを務めて,進行状況を眺めていました。
このゲームは、奥が深くて
・初対面のチームで共同作業をする
 ・18分で一つの完成したプロダクトを作る
という、企業で製品を開発、完成させるプロセスを疑似体験できるのです。

一番多いパターンは、15分ほどかけて、いかに高い塔を作るか?にフォーカスしてしまい、最後にマシュマロをのせると塔が倒れてしまう。というシナリオです

そこで、重要になるのは、まず、一つ、マシュマロがのる自立型の塔を作ってしまうことです。これは製品開発でいうところのプロトタイプ(試作品)にあたります。

他のチームが18分で自立型の塔をつくれなかった場合は、このプロトタイプがあれば勝利です。そして、そのプロトタイプで得られた知見をもとに、制限時間内に改良していくと、すばらしい塔が完成します。このトライ&エラーは、幼稚園児は当たり前にできるのですが、ビジネススクールの学生になると上手くできなくなるみたいです。

とても面白かったのが、企業の製品開発と同じく、一つのチームが自立型の塔を完成させてしまうと、それをみて、他のチームも突然プラン変更を余儀なくさせられること。これは、おそらく一般企業でも同じで、「競合企業が、何やらすごいものを作ったらしいぞ。来月までにそれを上回る製品を開発しろ!」というプレッシャーを生み出すプロセスと類似していました笑

準備する物はとても少なく、片付けも簡単です。

ちょっとしたセミナーのアイスブレイキングにぜひご活用ください!

2017年5月20日土曜日

フリーアクセスは考えもの

医療のフリーアクセスは以前から大きな問題でした.
・救急車の適正使用
・生活保護者の問題

先日,医局の中に設置されているコーヒー自動販売機(普段は有料)を「1ヵ月限定で,無料にしてみよう」という企画がありました.過去のデータから,1ヵ月あたりの販売数は予想できており,これであれば,「無料で販売しても,1ヵ月分の代金を医局費から捻出でき」るという予想の元,実験はスタート.

結果は,ある意味予想通りですが,ものすごい数のコーヒーが飲まれ,大赤字になりました.(この実験を元にして,1杯50円に落ち着きました.)

普段は,「医療のフリーアクセス」について,指導者的な立場にある医師達も,いざフリーアクセスの環境にさらされるとモラルが崩壊するという,とても興味深い実験となりました.ちなみに私も,多い日には1日3杯くらい無料のコーヒーを飲んでいました笑


2017年5月19日金曜日

当直明けの勤務

救急病院の当直明けの勤務に関しては,以前から大きな問題として取り上げられていました.この問題は,一般の人には想像しにくいと思いますので,具体例を上げてみると.

仮に,月曜日の宿直を行った場合,
1)月曜日の朝8:00から17:00まで外来,手術,病棟業務を行う.
想像は難しくないと思いますが,この時点で,「あー.今日もよく働いたな」という状態
2)ここから,休憩無しで救急対応の時間に突入します.(運がわるいと)翌朝まで数時間しか寝ることができない可能性もあります.

火曜日の朝には,24時間働いた疲労と,睡眠不足のダブルダメージで「頭がぼーっとした状態」になり,明らかにパフォーマンスは低下しています.
3)そして,火曜日の朝8:00から17:00まで通常の業務(外来,手術,病棟)を行います.

実際に文章にしてみると,「かなり異常な環境」であることがわかります.3)の状態で,自分が診療を受ける立場になるとゾッとしますね.

この勤務状態は,日本全国で黙認された状態にあるので,医師が個人的にとれる防御策は,「当直明けには,外来や手術は入れずに,病棟業務を終えたら帰宅する」という1手になります.

2017年5月18日木曜日

問題解決はアイディア次第

先日,出張先のスーパーで買物をした際,「レジ袋1枚5円ですが,どうされますか?」
と聞かれました.普段の生活で利用しているスーパーでは,レジ袋は無料だったので,少し戸惑いました.ちょっと考えて,「レジ袋1枚ください」とお願いして,5円支払いました.


スーパーで,レジ袋の利用を控え,エコバッグを持参してもらうための工夫として
・エコバックを持参した人には,20円のポイントを与える
・レジ袋を必要な人には1枚5円で販売する
この両者を比較した場合,合理的に考えると,上段のアイディアが良さそうですが,結果は,下段の方が有効であったそうです.
そのベースには,人間は本能レベルで,「得より損を嫌う」という性質があるみたいです.

このように仕組みを少し変えるだけで,人間の本能を利用して,行動パターンに影響を与えるというのは興味深いなあと感じました.