2014年5月13日火曜日

診断法を評価する

NPO法人iHOPEから発売されている
臨床家のための臨床研究デザイン塾テキスト7巻

・診断法を評価する
が発売になりました.

今回は,なんと,iHOPEの方から,献本していただきました.
(献本は,人生初?!)
このシリーズは,ほとんど買い揃えていたので,
ちょうど良い機会でした.

診断法を評価する
というのは,私の脊椎分野でいいますと
「頚髄症の診断に,Hoffmann反射,10秒テストがどの程度有効か?」
といった内容.

この領域は,手術件数が比較的少ない病院でも発表するチャンスがでてきます.

実際にテキストの中で書かれている例文
下記の内容に,大きな問題点がかくされていますが,皆さんわかりますか?

「研究例1」p34
・BNPによる心不全の診断
題目 心不全の診断におけるBNPの有効性

方法 心不全の確認された患者100名と心不全のない外来患者100名で,血清中の脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)を測定

結果 BNPの平均値は,心不全あり群で64pmol/L(標準偏差29),心不全なし群で15pmol/L(10).2群間で有意差有り(P<0.001)

結論 BNPは心不全の診断に有用である.

もし,後輩が,このような抄録を書いてきたら,
「良くかけてるね!」と褒めてしまいそうですが,
上記のデザインには,いくつかの問題点がかくされています.
(内容は,本書で確認してみてください.)

この手のスタディって,本当に,基本を知らずに,見よう見まねで
してきたなあ....と反省しますね.
興味がある方は,ぜひ購入してみてください.
お値段2500円です!(安い)