2015年11月29日日曜日

視野について

Photo by Chris Ford

先日,買い物のために列に並んでいると,
おじいさんが列にならばずに,
列の横から,品物を注文し始めました.

このおじいさんは,おそらく悪気があるわけではなく,
視野が狭くなって,自分が購入しようと思っている
品物しか見えていなかったのでしょう.

医師にとっても,この視野というのは色々な意味をもっていると思います.
・新しい術式を導入する
・新しい研究を開始する
・現在のシステムの中で,時代にあわなくなったものを変える

視野が狭くなってくると
・今の術式で困っていないし,新しい手術はリスクがあるから導入しない
・そもそも新しい研究領域を知らない
・別に差し迫って困らないし,現状で良しとする

結構やっかいなのは,視野が狭くなっていることを
"自覚するのはとても難しい"ということ.

つまり,”自分の視野が狭くなっているな”と気づく環境を
自分の周りにつくる習慣や努力をしておかないといけないですね.

そこで,重要となるのは
時間の使い方・人・場所

留学で視野が広がるのは,
上記3つともが大きく変わる.というか変えざるをえないから.

逆に
・ルーチンの業務で1週間があっというまに終わる
・出会う人が同業の人だけ
・職場と自宅の往復だけ
というのは,医師の生活そのものです.

特に,出会う人に関して,ある程度の年齢になってくると
自分に対して,
「もっとこうしたほうがいい.」とか
「あなたのその行動はちょっとおかしいよ」
と言ってくれる人がどんどん減っていきます.

私も含めて,35歳を過ぎたあたりから,全ての医師は,
・なにもアクションを起こさない限り,視野がどんどん狭くなっている.
ということを意識しておく必要がありそうです.

私自身が,最近視野を広げるために考えていることとして
・医学以外の学会やイベントに参加してみる.
→来年1月にシンガポールで開催される,Educational Conferenceに参加

・1ヵ月に1回,大阪,京都,福岡などにでかけて,
医師以外の人たちと出会う機会をつくる.
→サンフランシスコから帰国してから,続けていますが,
まだ具体的な成果なし(汗)