2015年12月3日木曜日

読書:限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭

久しぶりに読み応えのある本にであいました.


以下本文より引用
・今後,情報(教育),再生可能エネルギーが無料に近づく.

・新しいテクノロジーを追求すると,効率と生産性が上がって限界費用
がほぼゼロに近づく.多くの財とサービスが無料になる.

・しだいに多くの消費者が,財の所有よりも財へのアクセスを選択し,
自動車や自転車,玩具,道具といったものの使用時間に対してだけ
お金を払うことを好むようになりつつあり,これがGDP減少につながっている.

・世界全体の生産量は3割以上増えたにも関わらず,
グローバル経済で製造業の雇用が2200万人分も消失した.

・今後,生産性と雇用の分離がおこる.生産性は雇用を促すどころか,
今や雇用を削減している.

ここからは私の文章
インターネットの普及で情報や教育が無料に近づく
エネルギーに関しても,無料に近づく
効率と生産性があがると,限界費用がゼロに近づき,企業の利益も減少.
→資本主義経済が次第に中心の座を奪われる
効率と生産性の向上により,雇用はどんどん少なくなる.
→働かなくても良い人が増える.
モノ・情報・エネルギーなどが無料に近づくため,必要なのは,
それらを維持するためのインフラ(インターネットやエネルギー輸送)
整備のコストのみになる.
情報へのアクセスが容易になり,所有から共有の世界へ移行する

確かに,今後,
・自走車が普及すると,タクシー運転手,トラックの運転手などの雇用が減少
・コンビニやスーパーのレジ打ちもいずれ不要に
・オンラインの教育が一般的になると大学教員数も減少
→良い意味でも,悪い意味でも,人間がすべき仕事の総量が少なくなる.
20年くらいたったら,現在の仕事の半分くらいは消失しちゃうのでしょうか?

・車や自転車も共有があたりまえになる.
・所有から共有へ移行することで,さらにGDPは減少.
GDP増加を成長戦略にすることに無理がきている印象があります.

かなり分量のある本ですが,
上記に関心がある方はぜひ!