2016年2月11日木曜日

医療におけるイノベーション

今回,医師のキャリア革命というセミナーを企画しています.
セミナーに向けて,読書量をさらにアップしています.

先日もご紹介した名著
その中から,気になるフレーズを抜粋.
(引用)予期せぬ成功ほど,イノベーションの機会となるものはない.
(感想)
今回のセミナーも,当初想定していた人数の3〜4倍の方に
ご参加いただけることになりました.
まだセミナーは終わっていませんが,
エントリーに関しては”予期せぬ成功”に違いありません.
つまり,そこにはイノベーションの機会があることがわかります.

(引用)ギャップの存在そのものがイノベーションのチャンス.
(感想)
医療系のセミナーというと一般には
・製薬会社のスポンサーで,講師を1~2名お招きする.
・会場はホテル
・座長がいて,参加者の会費はだいたい1名1000円前後.
・セミナー後に会場のとなりで,立食の情報交換会.
おおよそ,9割近いセミナーは,上記ではないでしょうか?

私も,この手のセミナーに運営サイドで関わったことがありますが,
セミナー全体にかかる費用は,地方開催でだいたい100万円
(当然,もっともっと高いものもある).
そのほとんどが,会場使用料(ホテルスタッフの人件費・立食含む)です.
次が,講師・座長への謝礼,交通費,宿泊費,参加者へのタクシーチケット
といった感じでしょうか.

この形式のセミナーでは,
・前例のないような,尖った企画
というのは難しいです.

自分たちでお金を集め,その使用用途を決定できるのであれば,
もっともっと自由な発想でセミナーができるはず.
ホテルで立食ではなく,知り合いのレストランを貸し切りで使わせてもらう.
(知り合いのレストランにも利益を還元できますね)
グループワークを取り入れる などなど

医師向けに,それこそ,無数のセミナーが存在します.
でも,企業との協賛というしばりのため,自由度がなくなり
似たようなものばかりになっています.

企業との協賛というスタイルでは開催できないが,
医師が心から聞いてみたい!
と思う領域が確実に存在します.

ここに,”市場のニーズ”とのギャップが存在することがわかります.


(引用)破壊的イノベーションとは,これまでの価値を覆すようなもの.
それが実現されれば,もう競争をしなくても済む.
(感想)
これもまさにそのとおりで,今のところ,
自分たちの手でセミナーを開催・主催する.
という領域は,まさに blue ocean だとおもいます.

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