2016年8月21日日曜日

医師に不足している教育について

医療の知識やスキルを向上するために必要な
・テキスト
・学会やセミナー
というのは,すでに(過剰なほど?)国内に多数存在します.
本人の学ぶ意欲があるならば,
日本に住んでいる限りは,
医療の知識やスキルを学ぶのに困ることはほとんどなさそうです.
これは非常にありがたいことですね.

ですが,
医師にとって,"とても重要な教育"が全くなされていない事にも
気づかされます.

お金の扱いですね.

自分は生涯にどれくらいの収入を得て,
その中から,どれほどの出費が必要なのか?

多くの勤務医は,
20代後半から比較的安定した収入を得る.(生活に困らない)
→生活に困らないため,医師の仕事に没頭できる.
 →お金について深く考えることがなくなる.
  →必要なものはとりあえず買う.お金が余ったら貯金する.

一般的な勤務医の生涯年収ってどれくらいあるのでしょうか?
その収入の中から,
 マイホーム
 税金の支払い(社会保障費含む)
 生命保険
 子供の教育費×子供の人数
 車や娯楽
などにどれくらいの出費が必要なのでしょうか?

月収の中から,ローンの支払い,クレジットカードの支払いを済ませて,
残りの現金で必要なものを購入する.
余ったお金を貯金する.
というサイクルを定年まで続けていくと,
退職時には,
・(うまくいけば)支払いの終わったマイホーム
・退職金とわずかな貯金
・年金収入 が手元に残ります.
ですが,”医師としての収入”が途絶えると,
たちまち生活が苦しくなってしまいます.

資産については,適切なリスクをとって運用する事で,
価値を増やす事が可能です.
ですが,そう言った事について,
勤務医に最適化された教科書は私の知る限りは,
ほとんどありません.

多くの日本人にとってそうであるように,
医師にとってもお金について語ることは
一種のタブーになっています.
でも,生きていくためには必須の知識だと思います.

私自身が,お金との付き合い方において,行動指針としているのは
下記から得た知識です.

・橘玲さんの著書
橘さんの考え方を一言で言うなら,
経済合理性に基づいて,最適な解答を導くアプローチ.

医師は理系出身の方が多く,彼の考え方はフィットしやすのでは
ないでしょうか.
ほとんどの書籍を読破しましたが,導入としては下記がオススメ.


勤務医に最適化された電子書籍としては,一番オススメです.
臨床研究の道標と一緒に,研修医全員にプレゼントしたら
良いのにな.と結構本気で妄想してます(笑)

著者自身が勤務医ですから,
勤務医のメリット,デメリットを熟知されています.

収入を増やすことはもちろん重要ですが,
出費を見直すことの重要性についても強く強調されています.
橘さんの書籍と一緒に読むとさらに理解が深まります.

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