2012年8月13日月曜日

医者という仕事について考察してみた

自分が高校生の頃には,身内に医者はいなかったし,まさか自分が医者になるとも思っていませんでした.
現在,医者になって,12年が経過したので,今現在の自分の立場で医者という仕事について考察してみたいと思います.

1)医者になって良かったのか?
これについては,即答でYes.
5~8年程前に,マスコミの医者叩きが流行った時期がありました.
当時は,周囲でも,「日本の医者なんて,(海外と比べて)給料は安い上に,最近は,マスコミの影響で,医者がたたかれて,やってらんないよね.」
という意見が多かった気がします.

でも,最近,医者たたきのニュースって,減りましたよね.
僕が知る限りの範囲ですが,日本の勤務医の先生って,本当に,よく頑張っていると思います.

そして,変なマスコミのニュースが減った影響?か,最近は患者さんからも,本当に感謝してもらえる事が増えました.(大学病院の特殊性はあるかも)

こちらも,最善の処置ができるよう頑張る.
それについて患者さんから,感謝してもらえる.

本当にやりがいのある仕事だと思います.
勤務医は,お金儲けにはならないと思いますが,責任があって,感謝されて.
それで十分なのかもしれません.

2)今後医者の仕事ってどうなると思う?
当分,仕事が無くなる事はないと思います.
なんせ,全世界,高齢化に向けて突入しています.
もちろん,日本はそれに先駆けて,高齢化社会に突入.
おそらく,ほとんどの科で,高齢化がすすむと,医者のニーズは高まります.

最近,いろいろな仕事が,発展途上国の安い人件費に置き換えられています.
また,以前は人がしていた仕事も,機械に置き換えられてしまうこともあります.

でも,今のところ,医者に関しては,仕事が今以上に忙しくなる可能性はありますが,必要とされなくなる可能性は,低いように思います.

ですから,今医者を目指している中学生,高校生の人は,安心して,医者になってよいと思います.
(仕事は大変になるかもしれませんが)

3)お金儲けは?
日本にいるかぎり,勤務医に関しては,あまり報酬は期待しない方が良いでしょうね.
日本はアメリカのように,大病院のスタッフに対する報酬は良くありません.
だからといって,アメリカが全て良いとも思いません.
アメリカ式のシステムが良いなら,アメリカに移住して,アメリカで医療ができるようにライセンスを取得すればいい.
日本で日本人のために,頑張りたいなら,今までどおり頑張ればいい.
選択の問題であって,システムの問題ではありません.
日本には日本のよさもあります.