2014年3月16日日曜日

整形外科医師で海外に留学するために必要なこと

最近,英語や留学に関するエントリーが少なめだったので,
現在の考え方をまとめてみました(汗).

私自身は,幸いにも,かなりいろいろな国に留学させてもらえました.
(この点については,本当に幸運だったと思っています.)

そこで,もし,研修医の先生から,
"整形外科医が海外に留学するために必要なこと"を教えて下さい.

と質問されたと仮定して,回答を用意してみました.

1)留学に行くことができる時期
ここが結構重要.
一般に,大学病院以外に勤務している時に,
留学に行ける可能性はかなり低いです.

そのため,
・大学院生として大学にいる期間
もしくは
・大学病院のスタッフとして大学に勤務している期間
を狙う必要があります.

しかも,大学病院のスタッフであっても,40歳を超えると
なかなか3ヵ月〜1年大学を留守にすることが難しくなります.
(手術をどんどんしないといけないですから.)
そもそも,留学というのは,
"若いうちに海外で研修して視野を広げる"
ことが大きな目的ですから,やはり若い時期が狙い目.
(注)実際には,40歳を過ぎても,留学することは可能です.ハイ.

2)同世代から,頭一つ抜ける必要性.
本人の意志とは関係なく,全員留学させる.
という気前の良い医局もあるようですが,一般論としては,
”本人のモチベーションや業績を参考にして選ばれる”
事が多いと思います.

つまり,同世代の人たちと全く同じ事をしていたのでは,
チャンスをつかみにくい.

ですが,頭4つも,5つも突き抜ける必要はありません.
ほんの少し,同期より頑張る.
できれば,論文のように,誰から見ても,はっきりと分かる業績が
あれば良いと思います.

そのためには,大学院に入る前から,ケースレポートでもいいですから,
1本英語で書いてみる.
くらいの意気込みがほしいところです.

チャンスというのは,案外,
最初に頭一つ抜けた人
に与えられるものです.

大学の野球部に入ったとして,最初の1〜2年が勝負ですね.
そこでレギュラーになれれば,どんどん試合にでて上手くなります.
でも,そこで補欠になってしまうと
レギュラーで試合にでた人との差は開くばかり.

3)チャンスが来る前から準備しておく.
たいてい,留学に行く人を決めるキッカケって,
その場の勢いだったりします.

例えば,カンファレンスで,教授が,
ある日突然
「誰か,○○に留学したい人いる?」
と提案したとします.
その場に,たくさんのドクターがいると思いますが,
そこで,0.1秒で手を上げることができるかどうか?

そのためには,大学院に入る前から,留学に向けて,
英語の勉強をしたり,論文を書いたりしておく必要があります.

"流れ星に願いを"
というのは,裏を返すと
心の中に,いつも強い願いがあるから,
たまたま流れ星が流れた時に,”願い”がポーンとでるわけです.
流れ星が流れてから,考えていたのでは遅いのです.