2017年10月3日火曜日

スピードは熱意

人から仕事を頼まれた時に,「この人の仕事は,大切に対応したい」
という案件があると思います.

そこで,皆さんどのように対応するでしょうか?
・失礼な返事をしてはいけないので,返事の文章を熟考する.
・引き受けた仕事は,じっくりと時間をかけて,仕事の完成度を極限まで高くする.
それも,一つの熱意だと思います.

でも,私の場合は,熱意=スピード と考えています.

1)仕事を引き受ける.という返事をとにかく早くする.
→簡単な文章であったとしても,返事が早いと印象が良いです.
 極論ですが,依頼メールに対して,5秒後にスマホで「OK.やります!」でも良いと思っています.

大切な仕事だと思って,熟考する人が多いと思いますが,依頼に対して返信が2〜3日ペンディングされると,依頼した人は「メールちゃんと届いているのかな?」「忙しいから無理なのかな?」「乗り気ではないのかな?」など,色々考えてしまいます.
早い返信には,そういった余計な心配を相手にさせる必要がありません.

断るときは,さらにスピードを意識すべきでしょう.素早くNOの返事がきたら,別の人に依頼できます.

2)7割くらい完成したら,その内容を相手にみせる.
自分の中で10割の完成度に達するまでの時間が10時間としたら,7割の完成度というのは,感覚的には3時間くらいです.
これは,試験勉強で,70点とるのに必要な勉強時間と100点とるための勉強時間を考えるとわかりますね.

ここで,見落としがちなのは
「相手が求めている完成度に近づけることが最重要」という点.

3時間で,7割くらい完成したな.という段階で相手に見せると
「ここを,○○に変更してほしい」
「○○のボリュームが足りないから,そこを掘り下げてほしい」
「○○は必要ない」
など,フィードバックが得られます.

逆に,自分の中で10割完成したと思って,締め切りギリギリに返事すると,そこから修正する時間がなくなります.自分は10割だと思っていても,案外相手にとっての満足度は5割ということもありえます.

3)早く仕事を完成させると,次の仕事を引き受けることができる.
一般に2ヶ月かかると思われている仕事を,2週間で完成させると,残りの時間で,もう1つ2つの仕事を引き受けることができます.
さらに,「この仕事,締め切りまでの時間が少ないからな...」という場合でも,「○○さんは仕事早いから頼んでみよう」となる可能性もあります.