2018年3月26日月曜日

疲れがとれない医師に対する処方箋1

この人,すごく疲労が溜まっているなあ...
と感じる医師と出会うことが時々あります.
特に,アカデミックポジションで頑張っている医師に多い印象があります.
私自身も,過去を振り返ってみると,一時期うつ状態に陥っていたことがあります.

そんなこともあり,疲れがとれない,うつ状態の医師に対する処方箋を考えてみました.
しばらく連載してみます.

ストレスに関して,以下の2つについて考えてみました.
1)長時間労働のストレス

会社(サラリーマン)という組織においては,
上司A → 上司B → 自分
という構造にあります.
まず,上司Aには,大量の仕事の依頼があります.
そもそも,それを1人でこなすことは到底できないため,一部の仕事を,上司Bにふります.上司Bもそのうちの一部の仕事を人に振り分けます.

ここで,「人から頼まれた仕事は断らない」というマインドを持っていると,
・実際に振り分けられる仕事
以外にも,
・あいつは断らないから頼んでおこう.
という仕事がどんどん増えてしまいます.

ということで,まず最初にすべきことは,
・全ての仕事を完成させようと思わない
・断る力を身につける

正直,依頼された仕事のうち,完成させなくても大勢に影響のないものってたくさんあります.わかりやすいものとしては,「○○のアンケートにご協力ください」「○○の会議に出席してください」的なもの

問題は,「優先順位の低い仕事」をどのように見極めて,それを上手に断るか?

もし,「全ての仕事が終わったら帰宅する」というマインドをもっていたとすると,夜の11時ころに「○○のアンケートにご協力ください」的な仕事をすることになるでしょう.

でも,そんなことをしていたら体が持ちません.

ということで,「仕事は○時から○時までに絶対に終わらせる」という強い意思が必要になります.限られた時間でアウトプットを生むことで生産性も上がりますし,そもそも,その時間に収まらなかったことは,しなくて良いと割り切りましょう.

今日のポイントは,
全ての仕事を完成させようと思わない
仕事が終わったら帰宅するのではなく,○時から○時まで働く.というルールを決める

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