2011年1月26日水曜日

連敗中の論文をどこに出そうかなあーっと.

私,ただいま,Rejectを4回いただいた論文の投稿先を
あれこれ探しております.

どんな論文かと言いますと.
まず,この画像をごらんください.



歯突起骨折ですね.
そんなのみたらわかるよ!といわれそうですが,
実はこの画像,CTのmotion artifactなんです.
(実際は骨折はありません)

僕は,CT room fractureと勝手に命名

CTのreconstructionには,このようなピットフォールがあるよ
という論文を書いたのですが,
脊椎系の雑誌,放射線科の雑誌,岡山大学の雑誌など
ことごとく,reject(涙).

そこで,Pubmedを見てたら,救世主?を発見.

The Iowa Orthopaedic Journal

うん.
この際,英語の雑誌だったらどこでもいーんです(川平調).

頼む.載せてくれ.
翻訳にお金出したから,せめて英語の論文で(祈).

ちなみに,この雑誌に投稿したら,結構感じのいいお返事をいただきました.

Please accept our thanks for submitting your manuscript for review and possible submission.
I will make sure our editors receive your work this week, for evaluation in the next several weeks.
If they have questions or concerns, they will contact you directly.
We should start notifying authors in March

Again, please accept our thanks!

Diana Johannes
Administrative Assistant
Iowa Orthopaedic Journal
Department of Orthopaedics and Rehabilitation
The University of Iowa
(319) 356-3471

5 件のコメント:

  1. すぎ先生、こんにちは。
    まずはjournalからの好感触、おめでとうございます!
    自分もすっかり騙されてしまいました!わあ大変だ大変だ~って、絶対脊椎専門の先生のところに送ってましたね(笑)
    これって結構おもしろいネタだと思うんですけどね・・・自分だったら、絶対読んでみたいです。
    Iowa Orthop Jのご紹介ありがとうございました。私もいずれお世話になるかもしれません。Pubmed Centralでfulltext見れますし、これは良さそうですね。
    CT room fracture・・・のネーミングには正直若干違和感を覚えますが^^; 幸運をお祈りしております。

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  2. 僕も先生の気持ち理解できます。

    英文で遺すことが大事ってことがありますよ。A田大学のS教授が講演の時に言っておられたことを覚えています。

    どうしても英文で遺しておきたいPAPERがあったが、その当時は独創的すぎて、さらに昔はJournalも今ほど数がなかった。よって日本の雑誌に英文で載せたこともあると言われてました。

    英文で遺すこと、大事ですよね。

    最近、韓国の英文雑誌が結構アグレッシブに受けてくれますよ。まだIFついてない雑誌ですが、韓国の勢いはすごいのでこれから伸びてくるのではと思います。参考まで。
    Asian Spine Journal
    http://asianspinejournal.org/

    あとKorean Spine Jounalなんてのもあります。

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  3. のりのり先生
    いつも非常に貴重な情報ありがとうございます!

    本当に,英語で論文を書く重要性は高いと思います.
    日本語だと,どんなにすごい内容でも,日本人しか読めませんからね(あたりまえですが).

    英語で書くのはそれなりに大変ですが,世界のどこかで,自分の論文を読んでくれるかもしれないというのが,ロマンですね.

    Asian Spine Journalは,初めて知りました(驚)
    症例報告も掲載されてますね.
    僕も,現在投稿している雑誌に,Rejectされたら,次に投稿する先として検討してみます.

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  4. まめ先生
    お疲れ様です。
    Journal of Neurosurgery Spineには、軸椎下の亜脱臼artifactの症例報告があり、これは、実際に手術目的で転院した先で気づいたそうです。

    わかってしまうと、あたりまえやん!となりますが、結構びっくりする画像ですよね。

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