2014年1月15日水曜日

ミャンマー医療支援:手術3日目

ミャンマーでの手術も,だいぶコツがつかめてきた感じです.
今日は,3件の手術を行いました.
1件めは,L5/S1のヘルニア.
2件目は,小人症の患者さんの頚髄症
(achondroplasia?)

この手術が大変でした.
まず,頚椎が非常に短く,かつ,頚椎が胸椎のように分厚かったため.
おまけに,頚椎の椎弓が癒合していたので,
laminoplastyをあきらめてlaminectomyに.
骨を削っていると,エアトームがありえない程熱くなってきて,
ガーゼを束ねて,なんとかホールドしてました.

3件目は,高度の肥満がある患者さんの腰部脊柱管狭窄症.
皮下脂肪が,10cm程あったため,展開がかなり大変でした.
顕微鏡や内視鏡が無いため,ほんとうに5年ぶりくらいに,
直視下に腰椎の除圧をしました.

現地の手術室ナースは,手術中も,術野をきちんと把握してくれていて,
3日目になると,すでに,次に必要な器具を渡してくれるようになりました.
ミャンマーの国民性でしょうが,とても真面目で,やさしい人が多いようです.

ミャンマーの問題点として,製品を輸入に頼っているため,
寄付された医療資源が,故障すると修理ができないのだそうです.
寄付された救急車も,本来とは違う目的に使われていて,残念だ.
と現地のドクターが話されていました.

一つの国の医療を支援するというのは,
寄付から始まり,最後は,器具の修理や必要な器具の開発
まで,できるようにならないといけないのですね.

ちなみに,現地のドクターの脊椎の腕前は,かなりお上手でした.
ほとんど日本人と変わらないな.
という印象を持ちました.
とても丁寧に手術をされますね.