2017年8月19日土曜日

ビットコインがすごい!

ネット界隈では,ビットコインの話題がもりあがっています.

私も,少し前にビットコインミステリーツアーという話題を取り上げました.

リンク:ビットコインミステリーツアー(オンラインサロンの企画)

本記事を書いた2017/08/14におけるビットコインのチャートをみれば,市場の熱狂がうかがえます.

では,私は,ビットコインを買い続けているか?というと.
とっくの昔に売ってしまいました(笑)

そもそも,このビットコインというものに本質的な価値があるのか?がはっきりしません.
もちろん,ビットコインを支えている"ブロックチェーンという仕組み"には,未来を変える大きな力があると思います.でもそれは,「ブロックチェーンを使ったビットコインに価値がある」と言い換えることはできません.インターネットには,未来を大きく変える価値はあったけれども,(過去に一世を風靡した)ドットコム企業の多くは消滅してしまった事実に学ぶべきでしょう.

ビットコインは,仮想通貨ではなく,仮想貨幣であると強調する人もいます.

リンク:ビットコイン分裂が示す、次の「仮想通貨バブル崩壊」

通貨と貨幣の違いについては,Yahoo知恵袋にわかりやすい解説がありました.
通貨は「その国で通用する貨幣」のことで,貨幣はそのまま「お金」のことです.江戸時代の貨幣が現代でお金として使えなかったり,アメリカの貨幣が日本で使えないのは,貨幣ではあるけれど通貨ではないからです.

最近読んだ本に,以下のようなことが書いてありました.

バブルの一つの兆候は,ほとんどだれも知らない会社に,とんでもない高値がつくことだ.(株式投資の未来より引用) 
ビットコインについては,株式会社とは異なりますが,
・今年の5月頃から,短期間に,爆発的に価格が上昇している
・おそらく,街頭で「ビットコイン使っていますか?」と聞いて,Yesと答える人はほとんどいない.

歴史から,物事を学ぶのであれば,その昔,オランダではチューリップ・バブルという,人類歴史上最もすさまじい,投機ブームが起こりました.チューリップでバブル?という方は,ぜひ以下に引用する本をご参照ください.

(略)しかし 、一六三七年一月にチュ ーリップの球根が二〇倍に跳ね上がった後 、二月にはそれ以上の幅の下落を示した現象については 、ガ ーバ ーも合理的な説明は見当たらないと言っている 。どんな投機熱の時でもそうだが 、価格があまりに高くなりすぎると 、一部の人たちがここらあたりで売っておいたほうが賢明だろうと考え始める 。すると他の人たちがこれに続く 。こうなると後は急な坂を転げ落ちる雪だるまのようなもので 、価格の下落は加速がつき 、わずかの間にパニック状態に陥るのである 。(ウォール街のランダム・ウォーカーより引用)



私は,経済の専門家でもありませんし,ただのトーシロの感想ですが,
「ビットコインは,典型的なバブルである.」という冷めた目でことの成り行きを見守っています(笑)まだまだ,この熱狂は続くと思いますが,ある日突然バブルは弾けます.

トーシロの私には,ビットコインという貨幣(物)と当時のオランダ人が熱狂したチューリップが,同じものに見えてしまうのです.