2017年8月16日水曜日

人生100年時代の働き方 医師編 part 1

長生きすることも,リスクになる時代に突入しました.

医者自身の環境を考えてみると
・勤務医は,定年退職という制度により,一定の年齢で安定した職場から退場させられる
・年金については,支給年齢の引き上げはおそらく不可避(将来的には70歳を超える?)

さらに,医師に比較的多いパターンとして
・複数の子供が私立中学,高校,を経て医学部に進学
・40歳で結婚して子供ができたため,定年退職の時点でまだ子供への仕送りが必要
・退職金が少ない

そう考えると
マイホーム以外の金融資産がほとんどなく,働き慣れた職場は,定年退職という制度により強制退場させられてしまうことで,
 65歳で人的資本(働いて稼ぐ力)がゼロに近づく
 金融資産もわずか
 社会資本(人と人とのつながり)もゼロ
となってしまうリスクは...結構高いと思うのは私だけでしょうか?

そう考えてみると,勤務医の仕事というのは,非常に切ないですね.研修医(24歳)から定年退職するまでは,額面では立派な給料から,多額の税金を無慈悲に奪われて,定年退職した後は,過去に支払った税金の金額は,その後の生活に全く考慮してもらえない.

今後,90歳,100歳まで生きる人は確実に増えてきます.
定年退職から30年間,僅かな年金とそれまでに蓄えた金融資産で生活していくのは,かなり厳しい戦いになりそうです.

では,どのようにして,この厳しい時代を生き延びれば良いのでしょうか?

part 2に続く