2017年8月12日土曜日

リモートワークについて

ノマドワーカー,リモートワークといったキーワードは,以前は特殊な人達の勤務スタイルでしたが,IT環境が充実した近年では,より一般的なものとなりました.

関連リンク:リモートワークの現実(整形外科医のブログより)

私自身の過去から現在における,リモートワーク(オンラインでの共同作業)についてまとめてみました.

1)英語論文作成
一番古いオンラインでの共同作業は,英語論文作成(英文校正)でした.おそらく,2004年頃からスタートしています.そして,現在も続いています.
当時ネットで紹介されていた,アメリカ在住の獣医さん(Zaberさん)とe-mailでコミュニケーションをとっています.Wordをメールに添付してやりとりします.私が過去に書いた論文はほぼ全て,Zaberさんの校正です.
リンク:医学論文のnative check

1対1のやり取りで,かつ,それほど頻繁にやり取りが無い作業であれば,現在でも十分に機能するスタイルだと思います.

2)オンラインストレージを利用した共同作業
岡山大学で仕事をしていた期間は,SugarSyncというオンラインストレージを使用していました.共同作業といっても,日常顔を合わせる機会が多く,共有したい資料のオンラインの保管場所.といった使い方です.
ちなみに,現在はSugarSyncは使用していません.近年,サービスの質が低下していることと,日本語の情報サイトに情報が上がらなくなったためです.
現在であれば,
a)Windows環境であればOneDrive(使用経験なし)
b)Mac環境下であればiCloud(現在個人のデータ管理にメインで使用)
c)Dropbox(現在無料プランを使用中)
d)googleドキュメント
などが有力候補となるでしょう.コンピューターのOSに依存せずに使いたいのであれば,c)d)を利用されている方が多いかもしれませんね.

3)オンラインのチャット
e-mail(私の場合gmail)は,過去のやり取りを参照するのが結構面倒です(検索機能は素晴らしい).そのため,頻繁なやりとりをする場合は,Facebook messengerもしくはLINEを使用するのがよいでしょう.使用したことはありませんが,ChatWorkというサービスも便利みたいです.

リモートワークというのは,作業する人が世界中どこにいても機能するというのが強みです.ただ,働き方が従来のスタイルと大きく異なり,完全な成果主義となります.これは,ばりばりと成果を上げている人にとっては朗報ですが,なんとなくその場にいるだけで,決まった給料を受け取っているフリーライダースタイルでは,収入を得ることができなくなります.まあ,あたりまえといえばあたりまえですね.仕事をガンガンこなしていく人にとっては,今後欠かせないツールとなるでしょう.

同じ課題であっても,それを30分で完成させる人もいれば,1ヵ月かけて完成させる人もでてくるでしょう.個人がもつ生産性の大小が,収入に大きく影響することになります.逆に言えば,従来のサラリーマンスタイルは,生産性の大小にかかわらず,報酬を平均化してしまうため,優秀な人にとっては不利なスタイルとなりますね.