2010年7月16日金曜日

NPO法人の活動など

先日更新したブログ記事(アメリカの医学制度)について,いろいろな先生からコメントをいただきました.
興味がある方は,コメントをごらんください.

現在,岡山大学脊椎グループは,Okayama Spine Group (OSG)というNPO法人としての活動を開始しています.
以前もブログで紹介しましたが,今年はいろいろな活動が行えそうです.

まず,OSGの活動目標の一つに,若手医師の育成があります.
脊椎外科というリスクを伴う手術を,安全に行うこと.そして,手術の技術を標準化することなどが目標です.
これについては,いくつかの企業と共賛で,海外でカダバーセミナーを開催したり,国内で手術のトレーニングを行う予定です.

NPO法人を運営してみると,いくつか興味深い発見がありました.
まず,「脊椎外科医を育成する」という目標を達成するために何ができるか?ということを,医師個人としてではなく,NPO法人として考える事ができるという点です.
NPO法人に関わる前は,自分が,セミナーに参加して,技術を習得するという視点で考えていましたが,NPO法人の活動においては,「脊椎外科医を育成する」という視点で,何か良い方法は無いかなあと考えるようになりました.
脊椎外科医育成という目標に対して,いろんなアプローチの仕方ができそうです.
ゼロから行うことなので,いろいろ問題もありそうですが,ワクワクしますね.

幸い,NPOの活動に賛同してくださる企業が複数あり,アイディア次第でいろいろな活動ができそうです.

4 件のコメント:

  1. すぎ先生、こんにちは。
    NPOのお話、ひそかに心待ちにしておりました(^^)
    われわれの骨軟部腫瘍の分野は、先生方のspineと異なり、日の当らない(!?)分野ですので、どこまで協賛が得られるかが問題ですが、先生方の成功体験に続いていければと、虎視眈眈とアイデアを巡らせております。
    ぜひまた、状況を教えてください。
    よろしくお願い致します。

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  2. すぎ先生のActivityにはいつも刺激されます。ちょうど先日読んだ本が面白かったので久々に推薦させていただきます。

    「20円で世界をつなぐ仕事」小暮真久著です。

    NPO法人のこれからの在り方、維持をする大変さ、また現在の日本におけるNPO法人に対する誤った捉え方や変えていかなければならない点がよくわかりました。

    また著者は僕たちの世代です。ちょうどすぎ先生くらいではないでしょうか。

    よかったら一度読んでみてください。

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  3. まめ先生
    コメントありがとうございます。
    NPOの運営は、お金の管理や書類の提出など、経験がない者にとっては、非常に大変です。でも、いろいろな運営を始めるまでは気づかなかった、可能性についても見えてきました。
    また時々話題提供したいと思います。

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  4. のりのり先生
    いつも本のご紹介ありがとうございます。
    「20円で世界をつなぐ仕事」は、以前本屋で見かけたことがありますが、購入はしてませんでした。
    先生のおすすめ本にはずれは無いので、さっそくAmazonで購入しました。
    また、読んだ感想などブログでも紹介させていただきます。

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