2012年10月20日土曜日

医学の歴史にふれる

先日,大変興味深い記事を読みました.
ギプスの歴史について
JBJS(Am) Plaster our orthopaedic heritage AAOS Exhibit selection
JBJS(Am) Plaster our orthopaedic heritage その2
がみたけ先生のJBJSナナメ読みからの記事でした.

整形外科医でありながら,ギプスの歴史って,ほとんど知らなかった(汗).
医学を発展させるために,最先端の知識を手に入れることは大変重要.
でも,歴史を知ることは,さらに重要なのです.

というのも,自分が知らないだけで,すでに過去の医師達が臨床成績を明らかにしていることが多くあります.

時々学会で,
「私達が,初めてトライした臨床成績」
と発表した後で,
「その治療法は,すでに過去の先人達が行なって,成績もでていますよ.論文をよく読んでください.」
と指摘されている人をみかけます.
過去を知らずに,未来は語れないのであります.

そんな事を考えながら,先日,医学書店を探検していたところ.
まさに,ツボにはまる本を発見しました!

Medicine: 医学を変えた70の発見




この本には,医学を変えた過去の大発見について,写真やイラスト付きで,わかりやすく解説がなされています.
例えは,「輸血が開発された歴史」とか.
海外の書籍を日本語に翻訳したようです.
2012/9/21に発売されたばかりの新刊で,お値段も,大変お手頃.

姉妹本もあります.
Disease―人類を襲った30の病魔

こちらは,過去から現在において,人類に脅威を与えた,チフス,結核といった病気に対して,昔の人々がどのような対策をたてて,克服したのか?
という歴史が書かれています.

学生の時に,講義で聞いたかもしれないけど,医者になってから,こういった本を読むと,本当に面白い.
自分が,当時に医者をしていたら,どのように対応したんだろう.
などと想像しながら読むと,さらに深く入り込めます.

両方の本が,素晴らしいのは,使用されている写真が,大変きれいな事.
この手の本としては,かなり異色の出来栄えです.
学会会場の書店などで,ぜひチェックしてみてください.