2015年2月24日火曜日

iPadで無料で読める整形外科雑誌(英語)

iPad airは高価ですが,
論文を読むのには,最適な解像度&画面サイズ

2015/02/24現在,無料で読める整形外科雑誌(英語)を
ご紹介いたします.

・Journal of AAOS
言わずと知れた,American Academy of Orthopaedic Surgeonsの雑誌です.
通常の英語論文とは違い,reviewが多いので,
自分の専門領域以外を読むのも勉強になります.
最新号が,有料ですが,2014年発行の雑誌はすべて無料!

・JBJS Am
iPadで抄録が読めるので,それはそれで勉強になります.
うちの大学がJBJS Amを定期契約している場合は,
Wifi環境下で論文が読めるようです.
iPhoneでテザリングしたところでは,抄録のみが読めました.

・SPINE
2013年(一部),2012年の雑誌がフリーで読めるようです.

・Journal of Spinal Disorders and Techniques
2014年から最新号までがなんとフリー

iPadアプリやiPad内のNewsstandで読むととても読みやすいのですが,
メジャーな雑誌は,課金しないと読めないですね.
(The Spine journalやSpine Deformityはすべて有料のようです)

AO Spineの会員(membership Plus)になれば,
iPadから無線環境下にアクセスすることで,
Spine, Journal of Neurosurgery, Journal of spinal disorders and techniques
などの雑誌にフリーアクセスできます.
(European spine journalはアクセスできるはずですが,最近うまく読み込みできません)

(注意)
iPadアプリの有料or無料はしばしば変更になるので,ご注意ください.
また,AO spineの無料購読雑誌についても,今後変更になる可能性もあるので,
各自でご確認してください.



2015年2月15日日曜日

心を動かす学会プレゼン(おすすめ本)

プレゼンテーションにおいて,
Powerpoint
は必ずしも必要ではないのかもしれません.

とはいうものの,今日においては
医学の領域におけるプレゼン= Powepoint (Keynote)

そこで,
・印象的
・理解しやすい
・強いメッセージ
などの要件を満たすスライドを作りたいものです.

せっかく,インパクトのあるデータがあるのに,
それをうまく伝えられないときは,
もどかしく感じてしまいます.

今日は,そのようなプレゼンテーションをつくる際,
役立つ本を2冊紹介します!
これ,超オススメの本です.


スライドロジー

私のブログを影で支えてくださっている,
ドクターから教えてもらった本.
"プレゼンテーションZen"
が好きな人なら,まず買っておいて間違いなし.
以下,アマゾンの紹介文を引用しておきます.

本書の著者ナンシー・デュアルテは、
アカデミー賞に輝いたアル・ゴアの『不都合な真実』のプレゼンを制作したことでも知られる
デュアルテ社のCEOであり、世界有数のトップ企業のプレゼン制作を数多く制作しています。
彼女のこれまでの経験から、
「コンセプト思考」と「印象的なデザイン」の融合を図り、
効果的なビジュアルストーリーを作成するための、
手軽で実践的なアドバイスをあますところなく公開しています。

伝わるデザインの基本

こちらの本も,スライド作りの基本から,
しっかりと説明されている良本.
特に
・プレゼンテーションに最適な日本語フォント,英語フォント
の項目は必読です.

Office Powerpointを
初期設定のフォント,カラーで使わない.
という,メッセージが印象的でした.
"MSゴシック"を,本書おすすめのフォントに変えるだけでも,
印象がグッとよくなります.

2015年2月14日土曜日

学会発表におけるインフォグラフィック(infographics)

最近は,特別講演にお招きいただけることがあり,
・スライド作り
・プレゼンテーション〜目指すはTED(汗)
のレベルアップをはかっています.

といっても,多くの医師は,プレゼンテーションに関して
特別な教育を受けたわけではなく,
いちからト学ぶ必要があるわけです.
(変な先入観がないので,新しいことを吸収しやすいともいえます)

今回のキーワードは,ずばり
・インフォグラフィック
これ,最近後輩に教えてもらったのです.
(持つべきものは,優秀な後輩です)
(Wikiより引用)
インフォグラフィック英語infographics)は,情報データ知識を視覚的に表現したものであるインフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ,標識地図報道技術文書,教育などの形で使われている.また,計算機科学数学統計学においても,概念的情報を分かりやすく表現するツールとしてよく用いられる.科学的情報の可視化にも広く適用される.

わかりやすい例として

この絵をみただけで,
・ここにトイレがあること
・男子トイレ,女子トイレがあること
が一瞬でわかります.
そして,おそらく,日本人以外でも,理解することができます.
(子供から,お年寄りまで)

これを,
「男子トイレ」「女子トイレ」
と書いてしまうと,子供や海外の人には理解できなくなってしまいます.

インフォグラフィックを,有効に使えば,
プレゼンテーションを,より印象的に,わかりやすくすることができそうです.

ということで,早速,インフォグラフィックに関する本を
いくつか購入してみました.
読んでみてわかりやすい本が見つかったら,後日ブログでご紹介いたします.


2015年2月9日月曜日

Visiting Surgeons Program (VSP)

NPO法人岡山脊椎グループの企画として,
毎年開催している
Visiting Surgeons Program (VSP)
に参加してきました.

昨年度までは,
2名一組の医師を,1施設に1泊で派遣する.
という内容でしたが,今年から,内容が一新されて,
3名×2組を4泊5日で,複数施設に派遣する.
ことになりました.

今回は,北海道の3施設を訪問するといった内容でした.

参加してみた感想
当然ですが,とても,とても勉強になりました.

1)海外と違って,国内は扱っている疾患が似ており,
明日からの診療にすぐにいかせる.
海外で見学した場合,その器具が日本では使えない.
といった制約があることが多いのですが,
国内であれば,すぐに日常診療にいかせます.

2)その施設で,過去数年にわたって,なされてきた工夫を教えてもらえる.
合併症に対する対応は,色々な施設ごとに工夫がなされています.
過去の蓄積を,1日訪問した時に,見ることができるのはとても勉強になります.
まさに,百聞は一見に如かず.
教科書を読んでいるだけではわからないことを,たくさん教えていただきました.

3)人と人の交流
これが,一番の醍醐味ですね.
現地ドクターの意見,こちらの意見をディスカッションすることで,
とても良い交流がはかれます.

最近は,日本全国に医師を中心としたNPO法人ができているみたいです.
もし,あらたな企画を立案できる環境にあれば,
1回1施設の見学もいいですが,
思い切って,複数のドクターで,複数の施設を4〜5日かけて,
見学するというのも,有効だと思いました.