2012年1月31日火曜日

気づいたら501回目のエントリーです.

前回のエントリーが何と500回目でした.
いやー.
勢いで始めたブログですが,今のところ炎上することなく,
細々と継続しております.

最近,英語のネタについて全く触れていなかったので,
久しぶりに英語に関する話題.

僕自身のことですが,高校を卒業した時点で,
英語が一番苦手でした.

そして,大学時代はほとんど英語を勉強することも無く
医師になりました.

専門医試験を受ける年に,ドイツに3ヵ月留学した際に,
現地で英語が全く話せない事に,ショックを受けて
英語学習を開始しました.

その後,2年間神戸で働いている期間,
iPod touchを使って,ひたすら同じ英語教材を
聞き続けました.

2年間聞き続けた教材は,だいたい聞き取れるように
なったので,最近では,いろいろな教材を
楽しみながら聴いています.

そのおかげで,だいぶ英語の耳筋?が鍛えられたようで,
近頃は,1~2回聞くと,だいたい聞き取れるように
なってきました.

つまり,英語の聞き取りが上達するコツは,ただ一つ.
とにかく,リスニングの時間を確保することだと思います.

僕の高校時代の同級生で,東京外大に現役合格した人がいるのですが,
彼も学生時代には,電車や通学時に,英語の教材を聴いていました.

英語のリスニングに才能は不要.
続けることが一番重要だと思うのです.

2012年1月28日土曜日

何を目的に働くかについて考えてみた

先日,興味深いエントリーを発見しました.

私たちは時代に足りないものを求めている

最近の若い人は
仕事が終わるとすぐに家にかえってしまう.
とか
飲みに誘っても,ついてこない.

と良く言われますね.
僕は,「なんでそのようになったのか?」ということが気になります.

紹介したブログのエントリーを読んで,今までに自分の中にあった事と
組み合わせてみると,その理由が少しわかる気がしました.

まず,高度成長期には,自分が就職した会社で,定年を迎えるというシナリオが
成り立ちました.
これが,今は,会社の寿命が10年以下とも言われています.

つまり,その会社がつぶれた後の事を考えないといけない時代に生きているわけです.
そうなると,今の会社でトップになる可能性はほとんどないわけです.
その会社で学ぶべきスキルはもちろんあるけれど,それだけやっていたのでは,
次の会社に転勤できるかどうかの保証はありません.

会社の就業時間が終わったら,さっさと仕事を切り上げて,
英会話を習いにいったり,情報交換会に出席したい.
と普通考えますよね.
会社の人と,夜遅くまで飲んで,仕事だけのつきあいの人たちと
時間をすごしても,会社をやめたら,その付き合いは続かなくなるのでしょう.

さらには,会社で一生懸命働いたら,給料が上がる時代ではなくなりました.
これが意味する事は,
「お金を儲けて,物を所有することに価値を見いだしても,もうそれは自分たちの世代には,実現しそうにない」
という事でしょうか.
別の言い方をすると
「お金や物を所有すること以外の価値観」
に注目が集まるということです.

最近注目しているのは,NPO法人の活動やボランティア.
資本主義社会の中で,企業の目的がお金を稼ぐ事である以上,
お金が稼げない領域は,今,社会の中で,ぽっかりと大きな穴があいています.

例えば
高齢化がすすみ,老老介護になったお年寄り
震災の復興など
それだけではなく,全く新しい価値観に基づいたサービスも出現しています
電子書籍,カーシェアリングなどなど

会社に入って,その会社の成長に身を任せておけば良い時代は終わりました.
今後10年で,どのような価値観の変化が起こり,世の中が求めるものがどのように変わっていくかを
予想することは,「今自分が何に取り組むべきか?」を考えるために重要だと思いますね.

2012年1月26日木曜日

電子書籍の共同執筆について考えてみた

先日のエントリーの続きです.

今後,電子書籍のようなものを共同執筆する際の方法について,妄想含めて考察してみました.

1)参加していただけるメンバーに,それぞれ,担当していただくセクションを決める
従来は,この方法が主流ですね.

2)参加するメンバーが,自分の好きな事を書く
これについては,最終的にまとまりが無くなる可能性がありますね.
それと,最初はモチベーションが高いものですが,忙しいと継続するのが難しくなりそう
英語論文を毎朝読もうと決意しても続かないですからね〜
基本,人間は3日坊主なのであります.

3)Wikipediaのように,オープンにして,みんなで加筆していく?
これは,100人くらい参加していただける環境にすれば,みんなの少しずつの意欲と好意により
教科書が完成していくという方法.
でも,前例はありませんね〜

4)ゲーミフィケーション(これ面白そう)
進化するゲーミフィケーション(The Gamification Evolution)

米国ではタンパク質の構造解析をゲーム化することで、科学者が10年以上解けなかったエイズ治療のカギを握る酵素の構造を3週間で解明

なぜディズニーは9割がバイトでも最高の顧客満足度を維持できるのか?

イメージとしては,「誰が最もクールでかっこいい電子書籍を作れるか?」といったゲームの要素を加えるというもの.
例えばですが,一定のエントリー期間をもうけて,「肘内障の整復」,「足関節骨折のギプス固定」,「膝関節穿刺」,「頚髄症の理学所見の取り方」といった課題を提示します.
そのエントリー期間に作られた教科書のうち,もっともクールなものを一般に公開してみるとか.

依頼原稿はつまらないけど,ゲーム感覚でいろいろチャレンジする行為だと,innovationがおきやすいかもしれませんね.

まあ,妄想の話なので,実現は難しいかもしれませんが笑.

2012年1月25日水曜日

iBooksでレジデント向けの電子書籍を作る試み

先日のエントリーについて,意外と反響が大きかったので続報です.
iBooksで本を作る

まず,今回Appleが開発したiBooks 2.0とiBooks authorについて説明すると
専門知識が無くても,iPad (iPhone)用のMulti-touch book(電子書籍)を無料で作る事ができる
ということです.

無料電子書籍作成アプリ「iBooks Author」で何ができるかまとめムービー

このニュースを聞いて,
「整形外科のレジデント向けの電子書籍」
が作れないだろうか?
と考えています.

iBooksとiBooks authorが持つ可能性について考えてみました.

1)動画や音声情報をもったテキストになること
これは,整形外科のテキストとしては超画期的なことです.
医学教育は,従来の紙のテキストで,それこそ何十年も行われてきたわけです.

しかし,整形外科領域では,他の科と大きく異なり
・脱臼を整復する手技
・手術中に骨折を整復するテクニック
といった,動画での説明が必要な事が多いのです.

この領域をカバーした教科書は,まさに全く新しいものになるでしょう.
その他にも
ACLが切れているかどうかを判定する徒手検査
頚髄症の患者さんの神経所見の取り方
など,動画で見る事で理解は深まります.

2)やる気次第で作れる
従来の紙の教科書を作る場合
出版社が,「作った本を実際にどれくらいの人が購入するか?」
といった判断を下します.
そして,その領域について詳しい人(多くは教授や名誉教授など)にテキストを作る依頼がはいります.
そこから,分担執筆という流れが一般的でしょう.

ですから,数人の医師が「自分たちの後輩のためにテキストを作りたい」
と思っても,実現は困難でした.

しかし,iBooks authorがあれば,やる気次第でテキストを作る事は可能になります.
しかも,「何冊以上売れないと困る」というノルマもありません.
新しいアイディアを,すぐに実行に移せるわけです.

運搬や在庫のコストがかからない点もメリットですね.

3)作った時点で電子書籍
日本では,電子書籍がなかなか普及しません.
アマゾンも,日本向けの電子書籍販売には,かなり苦労している様子.
紙の本が売れなくなる.という理由から電子書籍を気軽に購入するシステムは,まだまだ先の話.
購入した本を,裁断してからデジタルデータにするしかないのが現状です.

このような,出版業界に風穴をあけるのが,iBooks authorの発明でしょう.

なんせ,作った時点で電子書籍なわけですから.
紙の本を電子化するかどうか?といった議論をしなくてすむわけです.
iTunesの時と同じで,アップルが電子書籍のプラットフォームを完全にコントロールしそうですね.

4)英語で教科書を作れば,市場は国内にとどまらず,世界中で共有できる
英語で作ったテキストであれば,海外の人がダウンロードすることも可能ですね.

頚椎手術は,日本人がオピニオンリーダーであり,海外のドクターも興味を持っている領域
こういった手技を動画で解説したテキストであれば,海外でも需要がありそうですね.

5)無料で配布できる
今まで,無料の教科書を作るという考えは実現不可能でした.
でも,皆で作ったテキストを,無料で配布したら,いろんな人が読んでくれるかもしれませんね.
英語のテキストであれば,世界中の人が読んでくれるかもしれません.

やる気さえあれば,医師だけでテキストを作る事は可能だと思います.
でも,医学書を編集した事のある人に手伝ってもらった方が,得られるものが多そうです.
以前,Twitterと医療連携で,連載をした時も,編集者の方に,ずいぶん校正していただきました.

今後は,会社や大学とった枠にとらわれず,
「そのアイディア面白いね」と
感情を共感できる人達といっしょにクリエイティブな仕事をできたらいいなあ.

2012年1月23日月曜日

iBooksで本を作る

実はわたくし,高校生の頃まで,将来は教師になりたかったのです.
そして
社会人になった後には,「本を執筆したい」と考えていました.

そんな夢がかないそうな予感を感じたニュースが
AppleのiBooksリニューアル
でした.

無料電子書籍作成アプリ「iBooks Author」で何ができるかまとめムービー

なんか,この動画を見ていると,本当に自分の本が作れそうな気持ちになります.

過去にブログに書きためた文章を,コピペしたら,簡単に本が作れそう(笑)

話は変わりますが,今後NPO法人という活動が,もっともっと一般化するように感じます.
普通の企業だと,なかなか新しい案を実行に移すのが難しそうですよね.
でも,NPO法人を運営してみて感じるのは,
「NPO法人はフットワークが軽い」
ということ.
そして
「ゼロから新しいサービスを作り出す」
というのに,NPO法人というのはぴったりだと思うのです.

NPO法人という形式にしろ,Facebookでつながりをもった関係にしろ,
今後は,自分が本当にやりたい事を共有した仲間達と
新しいサービスを考えていく時代が近づいていると感じます.

そんな中で,iBookリニューアルのニュースを聞きました.

今後は
1)つながりをもった人達で,整形外科のレジデント向きの教科書を書く
とか
2)iTunes Uを使って,脊椎外科の手術ビデオを作製して,脊椎手術を学ぶ人に見てもらう

といったことが,アイディアと熱意で,形にできますね!

面白い未来がやってきた感じです!

今後も,このブログでは,僕自身がやってみたい事を書き続けて,
それに反応してくれた人達と,つながりを作れたらいいなあと思います.

2012年1月21日土曜日

今後いろいろな仕事がなくなる?

Appleが電子教科書といった新たなサービスを開始したというニュースを聞いて.

極論すると,学校の先生って,今後必要なくなるの?

と考えてしまいました.
英語を徹底的に勉強する環境が整えば,
授業も日本語で受ける必要はなく,アメリカの大学の授業を聞くことも可能になります.
賢い子供は,中学校の頃から,大学の授業を聞いても良いわけです.


今後,いろいろな新しいサービスが開発されると,世の中は便利になりますが,仕事を失う人もでてきそう.

例えば

カーシェアリングが普及したら,車の生産量は減少するかもしれない.
となると,車を作る人,販売する人の仕事がなくなります.

電子書籍が普及する
すると,本を販売する書店,本を作る印刷会社,作った本を輸送する仕事が不要になります.

安い価格(時にフリー)で使えるサービスが増えることは大歓迎ですが,
今までに必要とされていた仕事が,今後消失してしまう可能性もありますね.

近年,こういった出来事がたくさんおこっています.
今までの延長線上に未来を考えていると,ちょっと大変な事になるかもしれません.

今後,社会に起こりうる時代の流れを理解して,10年後に必要とされる仕事とは何か?
についても考えてみる必要がありそうです.

appleが教科書を再発明したようです

先日,Appleから,新しい発表がありました.

教科書を,作ったり配布したりする事をサポートするのが目的のようです.

“Engagement”Appleの新しい教育・出版戦略

先日読んだニュースでは,
iPadの10分の1以下の$35という驚異的な価格のタブレットをインドが開発。
2011年から高等教育機関で導入を検討。


格安のタブレット
インターネット(無線LAN)の整備
今回Appleが発表した電子教科書

があれば,発展途上国であっても,高い水準の教育を受けることが可能になるのかもしれません.

かなり,インパクトの大きなニュースだと思います.

さらに,以前からあったiTunes Uが,アプリになって進化した様子

iTunes U: これ1本で様々な学問が学べる!Apple 純正の夢のような学習支援アプリ。無料。

将来的には,大学に通う必要性すらなくなるのかも知れませんね~

今後10年で起こりうること

先日アマゾンでまとめ買いした本を読みました.

20冊に1冊くらい?
買って良かったなあ.
と思う本に出会います.

今回読んだ本は,こちら.
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)



この本を読んだ感想.
自分の心の中にパズルがあるとします.
そのパズルの,いくつかのパーツが欠落している状態とします.
この本の中にある言葉は,まさに,その欠落したパーツを補うような重要なメッセージでした.

大衆受けする本では無いと思います.
人それぞれ,自分の中にある課題や問題意識は様々ですから.

でも,今の自分にとって,この本から得られた物はかなり大きかったですね.

具体的には
今後10年で,国内,海外にどのような事が起こるか?

それに対して,どのような対策をとるべきか?
という内容でした.

しかも,自分が力を注いできた
医療,英会話,NPO法人
といった事が,今後のキーワードになるそうです.

興味のある人はぜひ!

2012年1月17日火曜日

複数の施設で働く人と作業をすすめる方法

先日もブログで話題にした事ですが、他施設合同のデータベースを作成したり、
セミナーを開催する際に、複数の施設で働く人と、協同で作業をすすめる事があります。

メールは、決定事項の連絡には向いていますが、
「今度のセミナーをどういった内容にするかアイディア下さい」
とか
「セミナーまでに準備する事ってある?」
みたいなやりとりには向いていません。

さらに、セミナーの担当者が変わると、それまでにメールでやりとりした事を
すべて引き継ぐことは事実上不可能ですね。

そこで、Facebookのグループ機能を先日紹介しました。

それ以外にも、面白そうなサービスを発見しました。

ChatWork
紹介文
メールの時代は終わりました。
メールは1960年代に開発された技術であり、
大量の迷惑メールやメーリングリストによって、
今や効率のいいコミュニケーションツールではなくなりました。
チャットワークはメール・個人向けチャットツールの問題点を
解決したクラウド型ビジネスチャットツールです。

今、OSG(NPO法人)で、使い始めたセールスフォースにも、
Chatterというサービスがあります。

Chatter

今後、メールから、こういったサービスへ移行がすすみそうですね~

2012年1月15日日曜日

過去の成功体験に引きづられる罠


photography by Luc Viatour

これから先に起こること.
それに対する対策.
などを考えてみた.

どうも,いろいろな本を読んでみたところ,
今後5~10年は,時代が大きく変化することが予想されます.
時代としては,江戸時代末期と似ているのかも.

大政奉還に匹敵するようなイベントが今後起こるのかもしれません.

そして,今の日本をみると.
政治
年金問題などについては,橋下知事も提案しているように,
従来のシステムを続けるのは,もう限界にきており,
不連続への挑戦は,避けられないようです.

テレビ
視聴率は低下.若者のテレビ離れ.
どう考えても,今の番組で視聴率をとれるとは思いません.
今後,さらに低下するでしょう.
むしろ,NHKは,独自路線をすすんでおり,最近みるのはほとんどNHKの番組ですね.

電子書籍
日本では,対応が後手後手.
いずれ,アマゾンが一気に攻勢をかけてくるでしょう.
そうすると,利益は全部持っていかれてしまうんでしょうね.
iTunesで,アップルが仕組みを全て作ってしまったように,日本はそういったプラットフォームを作るチャンスをのがしてしまうでしょう.

これらをみてもわかるとおり,時代が本当にすごいスピードで変化しているのに,従来の成功体験に引きづられることが,かなりリスクを伴うことがわかります.

変化を恐れて,その場にとどまろうとすること自体が,大変なリスクと思います.

これから先,時代がどのように変化するかを,正確に予想するのは,ほとんど不可能だと思います.
ですから,常に自分の考え方を柔軟にして,従来の常識,先入観をとりはらう事が大切だと思います.

人間,歳を重ねると,基本的に思考の幅が狭まり,昨日と同じことをしようと考えます.


今後のキーワードは,ずばり,「変化」と「機能不全に陥った仕組みの破壊と創造」だと思います.

スマートフォン持っていない人いますか?
便利です.買いましょう.価値観がかなり変わります.

紙の手帳でスケジュール管理している人.
スマホで,管理してみましょう.便利です.

新しい事を始めるときは,それが良いとか悪いとか理屈で考えてもダメです.
新しい事だから,とりあえずやってみる.
良いか悪いかは,してから考える.

というスタンスでどうでしょう(笑)

2012年1月14日土曜日

若い世代とのコミュニケーション

今日読んだ本が面白かったので,紹介します.

ホウレンソウはいらない!―ガラパゴス上司にならないための10の法則


今の30代半ばの世代は,仕事も一通りこなせるようになり,部下を育成するプレイイングマネージャーになる人も多いかもしれません.
そうなった時に,今の20代前半の新人とどのように仕事をすすめるか?
という話題です.

20代前半の人達は,生まれた時から,バブル後の不景気時代を経験しており,仕事に対する考え方が,今の40代,50代の人とは,全く異なるそうです.

このような時代に生まれた20代前後の若者との間に生じるジェネレーションギャップは相当大きいようです.
これについて,著者は,今の若者は能力が低いのではなく,むしろこれからの世界の変化に対応するために進化していると述べています.

僕らの世代の成功体験を,そのまま今の20代の人にすすめても,上手くいかないのは当然ですね.
それは,世界が驚くべきスピードで変化しているからです.
その世界の変化に対応する形で,今の20代の人はものを考え,働いているようです.

ですから,この若い世代を頭ごなしに否定していると...
とりのこされるのは,若い世代ではなく,ガラパゴス上司です.

今までの働き方では上手くいかなくなっており,今後必要とされるマネージャーとしてのスキルについても詳しく書かれています.
おすすめの本ですね!

複数の施設で働く人達と仕事をすすめる方法

今,NPO法人の運営に関わっています.
そこで感じた事.
それは,「複数の施設で働く人達と仕事をすすめる難しさ」です.
最近は,会社をやめて,個人で働く,「ノマド(遊牧民)」的な働き方をする人が増えているそうです.
そういった,個人個人が,結びついてプロジェクトを進める事が一般的になりました.

うちのNPO法人に関わっている人は,みんな脊椎外科医なので,基本仲が良いです.
ですから,運営もスムーズかな〜
と思っていました.

でも,時々問題もおこります.
例えば
A先生とB先生が,かなり綿密に連絡をとりながら,セミナーの企画を作ったとします.
通常,電話やメールでのやりとりですね.
忙しい仕事が終わってからの作業です.

そして,ある程度形になったところで,NPO法人のメンバーに
「こんな企画をしようと思います」
と報告します.
すると,「なんでそんな事するの?」
といった問い合わせをいただくことがあります.

ここには,メールや電話で解決できない,大きな問題があります.
つまり,打ち合わせのやりとりを,メンバー皆で共有できていない.
ということ.
これは,メールと電話でコミュニケーションをはかることの限界といえます.

皆の意見を取り入れるためには,会議を開く.というのも一つの方法です.
でも,忙しい医師が集まれる機会はそれほど多くありません.

企画の進行を,みんなで共有し,意見をこまめに言える環境を作るためにはどうしたら良いのか?

僕が今のところ考える,最も良い解決方法は
Facebookのグループ機能を使う方法です.

これなら,意見交換の履歴をさかのぼるのも簡単ですし,気軽なコミュニケーションがはかれそうです.

同じ職場にいたら,コミュニケーションをはかるのも簡単ですが,今後,複数の施設間で仕事をすすめる機会は増えるでしょう.
その際,どのような連絡方法が良いのか?
というのは,今後興味のあるところです.

はちや整形外科1日見学

はちや整形外科に手術見学で訪問しました.

蜂谷先生には,大変お忙しい中,手術について詳しい解説をしていただきました.
驚きの連続でしたが,感想をいくつか書いてみます.

1)手術の道具をオーダーメイドで作っている
これは,今まで自分の中に無い発想でした.
今までは,病院にある手術器具で手術をするのが当たり前と思っていましたが,蜂谷先生は,いろいろな手術器具をオーダーメイドで作っておられました.

田中医科
という器機製作所で作ってもらっているそうです.
偶然ではありますが,今度うちのNPO法人で開催するOSGセミナー(2/11)に,田中医科の展示ブースを作る事になっており,当日がかなり楽しみです.

2)骨バンク,カダバーセンター設立にも関わっている
蜂谷先生の手術は,ものすごく洗練されていました.
しかも,脊椎以外に,人工関節の手術もされています.
そして,病院の経営.
これだけで,目がまわりそうですが,それ以外に骨バンク,カダバーセンター設立といった活動もされています.
骨バンク,カダバーセンターなどを立ち上げるというのは,日本全体を視野においた活動だと思います.
日本全体を良くしていこう.
という視野の広さに驚きました.

3)手術のステップすべてに理由があった.
蜂谷先生の手術手技は,本当に無駄が無く,洗練されています.
しかも,なぜそうするのか?
といった理由がはっきりしていました.

おはずかしいことですが,僕自身,片刃のノミと,両刃のノミをどのように使い分けたら良いか?
がわからなかったので,質問してみました.
すると
両刃のノミは,切れ込みが入っている箇所を割る時に使い,片刃のノミは,面を作る時につかうんだよ.
と教えていただきました.
片刃のノミは,カンナと似た使い方をするんですね.

4)名前で呼んでくれた
手術見学に限りませんが,どうも私たちは,ドクターを「せんせい」と呼んでしまいます.
でも,蜂谷先生は,「杉本先生」と呼んでくれました.
1日限りの見学なのに,名前で呼んでもらえる.
これは,私だけでなく,いっしょに同行したレジデントの先生も同じように名前で呼んでくれました.

名前で呼んでもらえると,嬉しいものですね.

2012年1月12日木曜日

コモディティについて考えてみた

自分がいないと、うちの仕事はうまく回らないに違いない。
自分は、この病院に無くてはならない人材だ。
自分の代わりが務まる人はいない。
心の中でそう思っている人はいるでしょうか?

特に、大きな病院(大学病院や総合病院)で、ばりばりオペをしていると、そう感じる事があるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
これは、僕が常に考えていることですが、「自分のポジションを欲する人がいた時に、周りは自分を選んでくれるのか?」ということ。

自分にしか出来ない。と思っている事であっても、それは自分の実力ではなく、自分のポジションがそうさせている。
ということはよくあります。
大きな病院で、オペがどんどんできる環境であれば、普通オペは上手になります。
それは、自分の実力だけでなく、自分のおかれているポジションのおかげで。
他人にはない、自分だけにある価値。
というのは、案外少ないと考えるべきでしょう。

自分より、5歳若くて、やる気のある人が、自分のポジションで、数年仕事をしたとしたら?
今の自分より、いい仕事をするかもしれませんね。
つまり、換えのきかない人材になるためには、何をするべきか?
という事は、常に考えておかないといけませんね。

人が持っていないもので、しかも習得するのに時間がかかるものがよいのでしょう。
僕の場合は、英語論文を書くスキルと、ブログで情報を発信する事を意識しています。

皆がしない事というのは、日々の生活では、必要とされない事が多いです。
もし、日々の生活で必要なら、皆できるはずですから。
だからこそ、皆が普段していないけれど、自分はコツコツ続けていて、ある日注目を集める事ってなんだろう?
と考えておくことは、大切な気がしています(^^)

2012年1月9日月曜日

暇な時間について

昨日読んだ記事が印象に残ったので紹介します.
(出典を忘れました)

暇な時間に関することです

暇な時間って意外と大事だよ.って話です.
最近は,暇な時間を,埋めてくれるものが増えました.
しかも,無意識のうちに,習慣的に行うものが多いです.

暇な時間があると,僕の場合,
1)メールをチェックしたり,仕事をする.
2)インターネット,SNSなどをする.
最近,特に,SNSで時間を消費しているな.と思っていました.

SNSやゲームというのは,結構知らない間に,1時間くらい経過してたりしますね.

でも,気をつけないと
人と会っている時にも,スマートフォンでSNSやメールチェックをしてしまう.
という罠にはまりますね.
スマホがあると,いつでもアクセスできるので,ついつい,人が一緒にいる時にもアクセスしてしまいます.

自分の暇な時間に,無意識でしている習慣については,時々チェックが必要でしょうね.
暇な時間を,無意識に埋めているものは何か.

てことで,
しばらくTwitterや,はてなブックマーク,RSSのチェックはやめてみよーっと思いました.
iPhoneのアプリも,消しちゃいました.

何事も,バランスが重要ですからね.

2012年1月7日土曜日

趣味や仕事に関したグループを作る


photography by Luc Viatour

最近,関心がある事として,「趣味や仕事に関したグループをつくる方法」について.

例えば,
1)整形外科で脊椎手術に関わる,同年代の先生で意見交換する場
2)セールスフォースのデータベースについて意見交換する場
といった場所が,インターネット上に簡単につくれるようになりました.

SNSを使うのがいいですね.
Twitterは,不特定多数がつぶやく場所としては良いのですが,
上記のように,特定の目的がある場合には少々問題あり.

最近だと,Facebookが上記の目的に適しているように思っています.
私の場合,Facebookで知り合うのは,ほとんど医者です.
ですから,1)については,Facebookが向いてますね.
でも,Facebookは基本的にお互いが知っている者同士の交流になります.
それでは,Facebookでは,1)の目的を果たすのは難しいのでしょうか?

実は,Facebookにはグループという機能があります.
そこで,自分が,すでにFacebookでつながりのある数名で,1)を目的とするグループをつくります.
最初,参加者A,B,Cで始めたグループが,A,B,Cがそれぞれ知り合いを紹介しあうことで,グループが少しずつ大きくなります.
このグループの参加者は,もともと1)に関心のある人達なので,そこで行うDiscussionはかなり質の高いものになりますね.
しかも,知り合い同士を紹介しあうことで,いままでつながりのなかった人とも知り合うきっかけになります.

結論: Facebookのグループ機能おすすめです.

でも,僕が今関心をもっているセールスフォースについて情報交換したいと思っても,Facebookの知り合いの中で,セールスフォースに詳しい人がだれもいない.とします.
すると,2)については,どういった方法で,グループを形成したらよいのでしょうか?

実は,セールスフォース自身が,ChatterというSNSを提供しており,そこに参加することで,情報交換する事が可能みたいです.

今後は,いかにして共通の趣味をもった全国の人達と,情報交換の場を形成していくか?というのが面白そうだな.と思いました.

参考図書

データベースに登録する情報


photography by Luc Viatour
先日の,医療用クラウドデータベースに関して,いくつか問い合わせをいただきました.

その中で,個人情報の扱いに関する質問がありました.

データベースに入力する際
1)山田太郎 昭和00年00月00日生まれ 男性 手術日...

といった内容を入力すると,個人情報を含んだデータになってしまいます.
セールスフォースのセキュリティーは,かなり高いものだとは思いますが,
万が一データが流出した場合は,想像しただけでも恐ろしい事態になりそうです.

ですから,僕は基本的には個人情報は一切登録すべきでは無いと思います.

そこで参考にしたのが,僕が今参加しているAO spineのstudyの登録方法です.
現在,AO Spineの頚髄症studyに参加してます.
このstudyは全世界の病院から症例がエントリーされる仕組みになっています.
このstudyにおいても,氏名,生年月日.といった情報は入力不要となっています.
データは,Okayama1, Okayama2といった数字で管理されており,個人が特定できないような仕組みになっています.

名前と生年月日でデータを管理するよりは,各病院のIDと手術日で管理する方が安全かもしれません.
ただ,ID(数字)で管理する場合,入力者があやまった数字を入力してしまうリスクがかなり高いです.
でも,手術日が入力してあれば,手術記録から,さかのぼって調べることも可能だと思います.

2012年1月3日火曜日

このブログを見ている人は何処に住む人?

昨日の,多施設合同研究と医療用クラウドデータベースの記事には,なんと過去最高の280 PV/日でした(驚).

あざーっす!

うーん.今後,あまり,しょうもない事書いてたら怒られそうだな...

でもって,どんな人がアクセスしてくれているのかな?
と思って,昨年の4/1から12/31までのアクセスを分析してみた.

といっても,僕のブログはgoogleが提供しているBloggerを使用しているので,そのあたりの分析は,ワンクリックでできちゃうのです.

すると.驚きの事実が.
結構,海外からもアクセスがあるんだね.

たぶん,留学している先生や,海外で学会に参加している先生からのアクセスでしょうか?
アメリカ,香港,韓国,スイス,ドイツ
といった国は,知り合いが留学しているので,なんとなくわかるのですが.

それにしても,アメリカからのアクセス多いな!!

ルーマニアやスペインからも,意外とアクセスが多くてびっくり.
ルーマニア...だれがアクセスしてくれているんだろう.

セルビア・モンテネグロからもアクセスあり...知り合いは,いないはずですが(笑).



2012年1月2日月曜日

多施設合同研究と医療用クラウドデータベース


photography by Luc Viatour
年末年始に,論文を調べてみて思った事.

「海外の脊椎論文に関して,multicenter studyがめちゃめちゃ増えてる」

これは,想像していた以上のインパクトでした.
僕が所属する岡山大学でも,以前からmulticenter studyに対応するために,NPO法人作ったり,コツコツ準備していたつもり.

でも,すでに論文になっている施設は,その3〜5年以上前から準備していたんでしょうね(もっと前かも).
この,多施設合同研究への流れは,今後さらに加速しそうです.

そこで,個人的に考えているのが.
整形外科の先生が,multicenter studyを行う際に,簡単に導入できるクラウド上のデータベースを作る事.

以前は,multicenter studyって,かなり敷居が高いと思っていましたが,導入のポイントは,やはり,汎用性のあるデータベースのシステムを提供できるかどうか?
だと思うのです.

今,僕が注目しているのが,セールスフォースを利用した医療用クラウドデータベースの構築です.

過去の記事:クラウドを利用した医療データベースがいい感じ

その際に,重要な事が
1)セキュリティー
これは,最重要です.
以前,DropboxやSugarSyncといったオンラインストレージを利用して,その中のFilemakerにみんなで書き込めばいいのでは?
と考えていました.
でも,扱うデータが非常にデリケートなので,これはセキュリティー上の問題が大きそうです.
そのデータは,デスクトップにドラッグするだけで,簡単に取り出せる反面,流出のリスクも高くなります.

2)みんなが常に最新のデータにアクセスできること
1年毎に各病院で作成したFilemakerのデータを代表者が集めて,それを一つのデータに統合して,みんなにCDで配布.
という方法の弱点は,配布したCDに上書きしたデータを,もう一度統合することができなことです.
それと,各病院が入力したデータを集めて,統合して,配布するため,データにタイムラグが生じます.

この点において,セールスフォースのクラウドを利用すれば,常に最新のデータが利用できます.

3)ソフトのアップデートに関する問題
Filemakerがアップデートされるたびに,新しいソフトを購入しないといけません.
お金かかりますね.
クラウドの良さは,ソフトのアップデートが不要である点です.
アップデートは,セールスフォース側がしてくれるので,常に最新のシステムが使用できます.

4)新規参入しやすいこと
これ,非常に重要な点.
というのも,今後は,大学の垣根を越えた多施設合同研究が増えるだろうと思うのです.

特に,Facebookを利用するドクターが増えると,その中でやりとりをしている先生同士で,共通のデータベースを作ろう!
というのは,十分に予想される未来.
その際,使いやすくて魅力のあるデータベースを構築できれば,
「うちの施設も,参加したいんだけど?」
という流れになると思うのです.

そして,参入する施設が増えると,それだけデータベースのパワーが増します.
するとさらに,参入する施設が増えるという流れ.

この,新しく参加する施設を受け入れる点においても,クラウドのデータベースは,相性がかなり良さそう.
海外の施設との共同研究にも,威力を発揮しそうです.
その可能性は,かなり大きいと思っています.

大学の垣根をこえたデータベースという発想は,今までは実現が難しかったと思います.
でも,今までに無いということは,そこから生まれる新しいinnovationも多そうです.


最後に,
僕が予想している未来.
それは,Facebookなどで繋がった,同年代の高い志をもった人達が,クラウドのデータベースを使って,つながること.
そして,そのデータベースを元にして,大学の垣根をこえた研究が増えていくこと.
クラウドやSNSを利用して生まれた関係は,非常にフラットなものになるでしょう.
学閥などのしがらみは少なくなり,よりCreativeな研究が増えるといいですね.
そのためには,利用しやすいデータベースのシステム構築が大切だと思いました.

英語論文書く時に気をつける事

年末年始に,過去の自分の論文について分析を行ってみました.
特に,自分では良く書けていると思ったのに,rejectされた論文について.
まさに,自分の論文の弱点について考えてみた.

参考にしたのは,京都大学で脊椎を研究しているドクターの臨床論文.
京大の先生...論文量産してますね.本当にリスペクトしてます.
京大の先生の論文で,注目したのが,
Material and Methodsが,非常に細かく記載されているということ.

普段,自分が行っている手技って,
「そんな事,あえて書かなくても,常識でしょ?」
と思っている事が多いですね.

例えば,脊髄造影をする時は
針の太さ,刺入点の確認方法,造影剤の種類と注入の量.造影材注入後の体位変換.
といった内容.

この辺りを,きっちりと記載する事が,論文を書く時には大切なんだなあと痛感しました.
今まで,material and methodsにこだわってなかったな.と反省しました.

論文というのは,基礎にしろ臨床にしろ,再現性が重要です.
自分の論文を読んだ人が,全く同じ方法で再現できないと意味が無いんですね.
論文のインパクトは,タイトルやアブストラクト,図表に持ってくるべきですが,material and methodsは,かなりきっちり書かないとダメみたいです.

そう考えると,論文書くのって,本当に気が抜けない作業ですね.

title:超重要
abstract:超重要(ここがダメだと読んでもらえない)
introduction:実は,一番書くのが難しいところ
materian and methods;きっちり,きっちり書かないとダメですね.
results:シンプルに.大切です.
discussion:言いたい事は,段落の最初に.

結局,全部大切だね.

「自分が当たり前と思っていることも,きっちりと記載する.」
でも
「自分が言いたいことでも,論文の本筋から脱線する事は書かない」
事も大事.

いやー.論文は奥が深いよ.

医師にとって今後必要なスキルってなんだろう?

医師に限らないことかもしれませんが(笑)
正月にいろいろ考えてみました.

1)とんがった知識を持つ人と,繋がるスキル
自分一人が持っている知識や経験って,限りがありますよね.
でも,突出した知識や経験を持つ人達と繋がっていたら,教えてもらうことが可能.
さらに,そういった知識をもった人達とdiscussionすることで,自分の中にすでにあった答えを発見することもできます.

では,どうやって,そういった人と繋がることができるのでしょうか?
今なら,SNSは,有効なツールでしょうね.
医師同士のコミュニケーションなら,Facebookがいいかも.

2)自分もとんがった知識を持つ
相手が自分の事をある程度,リスペクトしてくれる関係なら,いろんな知識を教えてくれると思います.
でも,相手のレベルに比べて,自分のレベルがかなり低いと,
「こいつに話しても,半分も理解できないだろうな」
と思われてしまうかも.
つまり,自分自身も,かなりとんがった知識やスキルを持っておく必要があります.

3)自分が持っているスキルを,みんなに知ってもらうこと
これをしている人が少ない気がします.
みんな,すごく高い知識やスキルを持っているのに,その事を他人が知らない.
というのは,本当に多いです.

自分が得意な事,好きな事は,自分からみんなにアピールしないと伝わりません.
日本人的な発想だと,「自分から言わなくても,みんな雰囲気でわかってくれる」
と考えがち.
でもでも.
やっぱり,アピールしないとわかってもらえないと思うのです.

自分の得意な事を,学会や論文でアピールするのも,もちろん有効ですが,SNSを上手く利用すれば,もっと上手く行きそうです.

2012年1月1日日曜日

TwitterからFacebookに

毎年,正月になると
「あけましておめでとうございます」
といったメッセージをツイートしてました.

今年も,例年通り
「あけおめ」
とTwitter,Facebookでつぶやいてみたところ.

リアクションは,圧倒的にFacebookが多かったです.
以前,日本はTwitterが普及しているから,Facebookは流行らないでしょう.
と断言してました...
すいません.Facebook.いいね!(笑)

といっても,それぞれの良さがあるので,並列にして語れない部分も多いですけれどね.
スピードは,やはりTwitterの勝ちかな.
特に,地震が起こった事を知るのは,いつもTwitterですから.

逆に,顔を知った人とのコミュニケーションなら,やはりFacebookの勝利でしょうか?
すでに,Facebookは名刺交換のような位置づけになりつつありますね.
Twitterは,情報がネット上にだだ漏れになるので,実名でするのは,ちょっと怖いですし.
(Facebook上の情報も,一部はネット上に漏れますから注意は必要ですけど)

最近では,Facebookの非公開グループを作って,その中で医師同士でDiscussionを行う機会も増えているようですね.

でも,今後は,プライバシーの敷居がどんどん下がっていきそう...
以前は,プライバシーを気にするのは,芸能人くらいでしたよね.
でも,スマホで撮影した写真を簡単にFacebookやその他のSNSにアップロードできるようになったため,例えば忘年会で大騒ぎしている写真を,誰かが投稿しちゃう.なんて事も今後はどんどん増えるでしょうね.

自分は,TwitterもFacebookもしないもん.
て言う人も,隣の人が写真を投稿する可能性がありますから.
写真には,場所と時間という情報もついてますからね.

そして,すでに,写真に写っている顔の特徴から,本人をかなり高い精度で同定する技術も実用化されていますから.
googleで,人名を検索すると,その人の顔写真が写っている写真が,位置情報付きで検索できるようになると,もはやプライバシーは無いに等しいですね.

ちょっと怖い感じもしますが(笑)

医療クラウドデータベースの続き


photography by Luc Viatour
現在,Okayama Spine Group(OSG)というNPO法人で,医療クラウドデータベースを作成してます.
クラウドデータベースには,セールスフォースのシステムを利用しています.

昨年すでに,Filemakerで作成したデータベースが1200件ほど完成してました.
問題は,Filemakerで作成したデータを,どうやって,セールスフォースに移行するか?
ということ.

いろいろ,ネットで調べたり,カスタマーサポートに問い合わせしてみたけど,上手くいかず,途方にくれていました.

でもでも.
最終的には,なんとか移行する方法をセールスフォースの人から,教えていただいて,解決しました.

要は,ファイルメーカーとセールスフォースの間のデータ移行を,csv形式で行えばよかっただけでした.

分かってしまえば,なんてことは無いのですが,なんせ,自分以外に誰も使い方を知らないので,悪戦苦闘してしまいました.

今後,セールスフォースの使い方を,皆に知ってもらうために,レジメを作らないといけないことに気づきました.

ログインの方法
症例エントリーの仕方
データをソートする方法
なんかを,一つ一つ,パワーポイントを使って説明できるように,準備中です.

普段は,こういった作業は,マニュアル本を購入できるから楽勝なんですが,なんせこの分野まだそういった本が発売されていないですからね.

結構,潜在的なニーズは高いと思うのですが(笑)