2011年3月31日木曜日

チャットワークが面白そう

現在運営に関わっているNPO法人岡山脊椎グループ

あるプロジェクト(先日開催したOSGセミナーなど)を
すすめるにあたって、いろいろ問題が生じました。

まず、異なる病院に勤務する先生方との間で、
いかに連絡を取り合うか。

1対1なら、電話でOKですね。
でも、数人が関わるプロジェクトになると、
電話には問題がたくさん。
1)まず、A先生とB先生が電話で決めたことを
他の先生は知らない。
2)電話だと、後で、言った、言わない問題が生じやすい

次に、メールを使おうと考えましたが、これも
問題だらけ。

メールは、決定事項をみんなに伝えるのには役に立ちますが、
A先生からの返事を、B先生に送って意見聞く、
というふうにすると、ものすごいたくさんの
メールを送受診することになります。

もう少しましなのが、メーリングリスト。
これは、登録してある人に一斉送信できて、
その後のやり取りも、グループ毎に共有できます。

でも、タイムラグが問題になります。
つまり、A先生とB先生が、メーリングリストでやりとり
して、「○月○日に、ミーティングをしよう」
と決めたとします。
でも、そのメールを、次の日にみたC先生が、
「その日は会議室が使えないよ!」と
連絡をすると、全てのやり取りが振り出しにもどります。

これらの、弱点を補強できそうなサービスを発見しました。

その名も
チャットワーク

記事:メールを駆逐するために作られたフリーの
チャットツール「チャットワーク」登場


まだ、実際に使用したわけではありませんが、
チャット形式で作業をすすめたり、
ファイルを共有したりするのに
すごく役立ちそう。

しかも、クラウド使用のサービスです。
これは注目のサービスです。

教科書は買うべし

最近、英語、日本語問わず、
教科書をたくさんまとめ買いました。

以前は、学会で販売されている教科書を見ても、
値段をみて、
「うーん。また、今度買おう」と。

実は、教科書を持っていないとしても、
教科書なくても、何とかなるような
錯覚に陥ります(告白)。

でも、教科書を手元にたくさん置くようになってみて、
「やっぱり、教科書が手元に無いのは相当の
disadvantageだなあ。」
と感じるようになりました。

普段の疑問、論文を書く際など、
手元に最新の教科書があると、
こまめに調べるようになりますねえ。

本当に、10年目の自分に対する先行投資と思って、
教科書は衝動買いしちゃいましょう。

IMASTに演題が通りました

うれしいニュースは続くもの。

2011年7月に開催される国際学会
IMAST(International Meeting on Advanced Spine Techniques)
にE-posterで演題が採択されました。

2つだして、1つは不採択でした。
デンマークのコペンハーゲンでの開催。

久しぶりの国際学会なので、今から参加が楽しみですね。
しかも、岡山大学の先生も多数参加されるそうなので
現地でも盛り上がりそうです。

Asian Spine Journalから返事きた!

先日、Reject続きの論文
CT room fracture
を、のりのり先生のおすすめ雑誌
Asian Spine Journal (韓国の雑誌)
に出したところ。

参照)またもやReject


Revisionという返事をいただきました!
(書き直しで掲載される可能性ありという内容)
なんとか、Reviewerの指摘に一つ一つ
回答して、Accept目指したいと思います。

2011年3月29日火曜日

続けることの偉大さ!King Kazu

今日、英会話が終わってTwitterを眺めていると
「カズが点取った!!」というツイートが。。

まさか!
と思ってYouTubeをみると、すばらしい得点シーンが。

全日本代表とJリーグ代表のマッチ。
震災に対するチャリティーマッチでもあります。

King Kazu 44才。

この得点を噛み締めた彼の心境を察すると、言葉が無いです。

本当に、諦めないことの大切さを伝えたゲームとなりました。

ただただ、自分のできる事に集中して、継続すること。
鍛錬すること。

観れなかった人は下の動画をぜひ!

2011年3月20日日曜日

いろんな話題

昨日のOSGセミナーに参加すると
いろんな人から
「最近,インターネットのあちこちに杉本の顔がでてくるぞ」
と言われました.

確かに,以前は
「整形外科医のための英語ペラペラ道場」と
ググらないと,このサイトはヒットしなかったのですが.
(ググる→googleで検索する)

だんだん
「英語ペラペラ」とか「整形外科,英語」などでも
このブログが上位にヒットし始めました.

そして,先ほど,衝撃の事実が。。。

「整形外科医」って検索してみたら,
1番に日本整形外科学会のサイト
2番にペラペラ道場が表示されてる。。。

やばい。調子にのって更新しすぎた。
日整会のHPを追い抜いたら,まぢしゃれにならない.


それはさておき
最近
「ブログとSNS(TwitterやFacebook)ってどう違うの?」
と良く質問されるので,簡単に説明.

僕の印象では,

ブログ = インターネットの新聞
です.
長い記事を書けますが,情報は通常
ブロガーから読者への一方通行です.
(コメントを書く事は可能ですが)

それと比べて
TwitterやFacebookは
参加者がフラットな状態にあります.
相互に情報を提供したり,共有できます.
当然ブログのような使用も可能
(実際,Twitterはミニブログと呼ばれていた時期もあります)

導入しやすいのは,もちろんSNSですね.
アカウント登録するだけですから.

3次元立体模型に関する質問など

ちょっと個人的につまずいている事があり,質問などなど.

実は,先天性側弯症などに対して,
うちの病院では,3次元立体模型とナビゲーションを
使用して手術を行っています.

ナビゲーションについては,すでに
スクリューが安全に挿入できるといった
論文が数多く報告されています.
術後CTでスクリューの逸脱を評価するのは
簡単にできますから.

でも,3次元模型を高度の脊柱変形手術に
応用する事に関しては,症例報告がちらほら散見される程度です.

今困っている事
1)3次元模型が手術のプランニングや実際の手術で
有用だった事を評価する方法があるか?
同様の内容について書かれた質の高い論文があるか?

2)将来的には,3次元模型を,患者教育や医者の手術トレーニング
に応用した論文を書きたいのですが,それに関する
良いテキスト,論文などがあったら教えてほしい.

脳神経外科領域では,いくつか論文にされているのですが,
未開の分野なので,参考になる論文がまだ少ないんですよね.

詳しい人いたら教えてくらさい(他力本願).

メールでもOKですよん.
sugi.ort@gmail.com

2011年3月15日火曜日

東北地方太平洋沖地震とTwitter part 4

今回の地震と原子力発電所事故について。

TwitterのTLをみていると、いろいろ感じる事があります。

まず、福島第一原子力発電所第1号機に爆発が起こった
動画がテレビで流れた時の反応。

1)ヨードチンキ、イソジンガーグルなどを買って飲んだ方が良い。
2)カッパを着て逃げろ!
3)政府は事態を隠蔽している。

といった情報が飛び交いました。

実は、爆発が起こる前に、Twitter上では、
非公式RT(retweet)を使用したデマや誤った情報が拡散しているので
注意するようアナウンスがなされていました。

そこで、冷静な人たちは、むやみにRTをせずに、爆発の後の
経過を慎重に見守っていたようです。

しかし、パニックになった人や不安をこらえきれなくなった
人達が、上記の1)~3)のようなつぶやきを投稿しました。

後日、1)については、
「効果が無く、害を生じる可能性があり、すすめられない」と、
様々なHPでアナウンスされました。

また、3)に関しても、枝野官房長官をはじめとして、
適切な対応がなされており、海外からも
一定の評価が得られております。
2)については、専門家でないのではっきりしたことがいえませんが、
急いで屋外に飛び出すとかえって被爆する可能性もあり、
状況によっては、室内待期が良いこともあるようです。

何が言いたいかというと、このような災害の際には、
1)パニックにならない
2)正しい情報源にアクセスして、正しい行動をする
3)情報源のあいまいな情報を拡散しない
4)いろんな情報を集めた上で、最後は人を信用する
というのが非常に重要になることがわかりました。

今回の件では、
Twitterにおいては、
福島原子力発電所の爆発事故直後から,
東京大学大学院理学系研究科教授
早野龍五先生のつぶやきが,かなり精確な情報を提供されています.

あふれかえる情報の中から、いかにして正しい情報に
アクセスするか?
今後、非常に重要なスキルになりそうです。

もし、そういった内容に興味があれば、
下記の本は非常に参考になりますよ!
僕も買いました。

2011年3月14日月曜日

東北地方太平洋沖地震とTwitter part 3

今回の地震および福島第一原発爆発事故に関して,
Twitterを利用した情報が機能しているようです.

特に,マスコミや企業に対して,民意を反影する事に関して
一定の効果が上がっているようです.

具体的には

・被災地にマスコミのヘリをあまり飛ばさないでほしい

・報道に手話を併用してほしい(NHKで採用)

・節電の呼びかけ.企業には,都市の電光看板使用の自粛

・テレビで悲惨な映像を流し続けるのではなく,
被災地の生活情報を流してほしい

その一方で,原子力発電所爆発の際には,
出元の曖昧な情報
パニックにおちいった人が手当たり次第に情報を乱発
一部のデマ

も情報として拡散してしまったようです.

今後,Twitterによる情報を有効活用するには,
飛び交う情報をフィルタリングする必要がありそうです.

2011年3月13日日曜日

東北地方太平洋沖地震とTwitter part 2

現時点で,twitterから確認した情報をおしらせいたします.

漫画家の井上雄彦さん、Smileのイラストでエール


米軍の日本救援作戦は,「Operation Tomodachi」と命名
CNN


ネット上で節電を呼びかける「ヤシマ作戦」が広がる

サンドウィッチマン伊達みきをさんが宮城県気仙沼で,
ロケ中に,地震被害にあい,現地の状況を報告


福島原子力発電所の爆発事故直後から,
東京大学大学院理学系研究科教授
早野龍五先生のつぶやきが,かなり精確な情報を提供.

テレビ東京は,阪神大震災のときも,アニメを放送し,子供たちを
応援.各TV局で地震情報が放送される中,
13日の日付変更をまたずに,アニメ「テガミバチ」の放送を
開始した事で話題に.

2011年3月12日土曜日

東北地方太平洋沖地震とTwitter

今日は,Twitterと医療連携の第3回の原稿を書いております.
そのかたわら,東北地方太平洋沖地震に関する情報が,
テレビやラジオから配信されております.

被災された方や,その人達を救出に向かう方が,ライブの情報を
入手する方法として,テレビ,ラジオ,電話などの
方法が従来から用いられていました.
今回の地震においては,TwitterやUstream,ニコニコ動画といった
ツールが,一定の役割を果たしているようです.

しかし,誤った情報や,不安をあおる情報なども,
かなり大量に流れたようで,今後の検証が必要でしょう.

以前から,大規模災害の際に,Twitterが果たす役割に
ついては,注目しておりましたが,
今回の地震に関しても,今後の動向を注目したいと思います.

被災者の方が,一人でも多く救出され,また,
1日でも早く,安心して過ごせる日常を取り戻せる事.
また,その応援にかけつけた人達の安全を心からお祈りいたします.

2011年3月8日火曜日

Web上の信頼が価値を持つという考え

昨日ご紹介したシェアという本に関連した話題.

みなさん,インターネット上での信頼が価値を持つ
時代がくると聞くとびっくりされるでしょうか?

何言ってんの?と言われそうですが,結構本気です.

インターネット上の信頼として
・よく訪問するブログのファンになる
・TwitterやFacebookで,実際に会った事が無い
 にも関わらず,気の合う仲間になる
・Yahooオークションの評価を下げないように努力する

などなど.
リアルな人間関係の中でも,信頼関係って,重要ですが,
インターネットを介したサービスになると,
もっともっと,信頼が目に見える形で評価されます.

たとえば,最後の例で言うと
AさんがYahooオークションに出品した品物をBさんが購入.
Aさんが期日を過ぎても郵送してこないので,
Bさんが,Aさんに対して,悪い評価を与える

リアルな人間関係だと,
「あの人は,時間にはルーズだけど,飲むと楽しいよね!」
といった挽回がききますが,
インターネット上では,それが難しい.

シェアという本には,
先ほどのYahooオークションの評価みたいなものを,
全てのインターネットサービスに反影させる方法が流行する
可能性についても述べられています.

「杉本のインターネット上の評判は星3つ☆☆☆」
みたいな評価がなされる時代がもう,すぐそこまで
きています.
それをもとにして,就職活動を行ったり,
仕事の依頼が来たり...となると,ばかにできませんね〜

逆に,ブログや,SNSで,長年築き上げた信頼は,
お金では買えない価値を持つとも言えます.

以上の内容について興味がある人には以下の本をおすすめ.



2011年3月7日月曜日

シェアという本を読んで

先日からご紹介している本
シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

この本は、内容が濃い。
そして、これからの10年を考える上で
非常に興味深い本です。

これまでの資本主義の考え方は、
物をたくさん作って、みんながたくさん消費する
事を前提に成り立っていました。

でも、それが行き詰っていることにみんな、
気づき始めている。

燃費の悪い大きな外車に一人で乗って通勤するのって、
本当にかっこいいの?
それって、無駄じゃね?みたいな。

それよりは、
電気自動車が、自分の職場と、自宅近くの共有駐車場に
停めてあって、それを契約した時間だけ利用できる。
それ以外の移動は、自転車を利用する。とか。
そういう利用の仕方があっても、いいと思います。

自分が持っている、ONE PIECEのマンガ(全巻)を、
他の人が持っているNARUTO(全巻)と1ヵ月だけ交換する。
とか。

このシェアという本の中には、
人は消費することと同じくらい、
自分が不要になったものを、他人に利用してもらう事に
快感を覚える。とかかれています。

そういえば、医学部のときに、
自分が勉強につかった医学書を後輩にあげた時。
自分が引退する時に、サッカーのユニホームを後輩にあげた時。
買ったときとは違った、喜びがありました。

このシェアという考えは、先日からモニターをしている
BookOceanというサービスに密かに期待してるんです。

例えば、自分が
ほりえもんの著書は全部持ってる。とします
それを、
勝間和代の著書を全部持っている人と1ヵ月だけ交換できたら
楽しいと思うんです。

まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください!

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略


シェアが面白い!と思ったら、フリーもどうぞ。

2011年3月6日日曜日

学会参加とスマートフォン

もう、スマートフォン(僕の場合iPhone)無しの生活はありえない、と思う今日この頃。

学会参加中の、スマートフォン利用状況をレポートしちゃうよ♪(´ε` )

東京駅からホテルの移動
毎回決まったホテルに泊まる場合問題ないですが、初めてのホテルの場所を探すのってストレスですよね。
僕の場合、じゃらんを利用して、ホテルを予約すると、前日に確認のメールが届きます。そのメールに表示してある住所をタッチすると、google mapが立ち上がり、ホテルの場所が表示されます。現在地からホテルまでの移動は、車、地下鉄、徒歩での移動方法と所要時間が一発で表示されます。これは、すごい便利です。

学会のスケジュールは、事前にScansnapでevernoteに取り込んでおく。
これで、荷物をだいぶ軽くする事ができます。

会場で気になるテキストがあったら、その場でAmazonで注文。
学会会場で、テキスト買うと、結構な荷物になりますね。これは、iPhoneのアプリがあれば、一瞬で自宅に購入できて、自宅に配達してくれます。Amazonは、家の近くのコンビニに配達するサービスもあるので、日中家にいない人には、便利です。

学会の質疑応答で、データを探す。試験で、スマートフォン利用するとカンニングになりますが、学会では、問題なし。Dropboxのような、クラウドに論文をいれておくのもいいし、その場でググる事もできますね。

TwitterやFacebookで、交流をもつ。これらの、SNSを利用して、「ちょっと一緒にお茶しましょう」とか、今後増えるでしょうね。

他にもいろいろあるので、また紹介しますね♪(´ε` )


-- iPhoneから送信

アイディアをとらえる方法

今週は、腰痛シンポジウム参加のため、東京に出張でした。
学会中って、いろんな発表を聞いたり、徒歩で移動中に、ふとアイディアを思いつく事が多いと思います。
僕の場合、その場でメモしないと、ほぼ忘れてしまいます。
そこで、僕が最近便利だなあと思うのが、iPhoneアプリのevernoteです。
このアプリには、メモはもちろん、スキャナで取り込んだPDFや、カメラの写真も保存可能です。
メモは、一ヶ所にまとめておかないと、どこに保管したかわからなくなるので、全てevernoteに保管してます。

さらに、evernoteにメモをのこすのに、ファーストエバーというアプリを使えば、一瞬でメモできますよ。

スマートフォンを利用して、アイディアを残す方法の紹介でした。


-- iPhoneから送信

2011年3月2日水曜日

いろいろ

今日は,オペが終わってから,Twitterの依頼原稿を書きました.
第3回の内容は,「日本Twitter整形外科学会(日ツ整会)」に関する話題です.

最近,Twitterだけでなく,Facebookを始める人も急増しており,
これらのSNSを学会で使ったら楽しいだろうなあと
思いながら書きました.

ちなみに,日ツ整会の発案者は,このブログにも何度も登場している,
@gamitake 先生ですよん.
僕は,@gamitake 先生に敬意を表して,(日ツ整会の)「会長」と
勝手に呼んでます.

そして,先日おすすめした脊椎の本を,後輩が購入したので,
中身を読んでみました.

Diagnostic imaging: Spine

これは買いです!!
早速,アマゾンでポチリました.
シェーマ(イラスト)と実際の画像が掲載されているので,
めずらしい症例を調べるのには,もってこいです.