2012年1月2日月曜日

英語論文書く時に気をつける事

年末年始に,過去の自分の論文について分析を行ってみました.
特に,自分では良く書けていると思ったのに,rejectされた論文について.
まさに,自分の論文の弱点について考えてみた.

参考にしたのは,京都大学で脊椎を研究しているドクターの臨床論文.
京大の先生...論文量産してますね.本当にリスペクトしてます.
京大の先生の論文で,注目したのが,
Material and Methodsが,非常に細かく記載されているということ.

普段,自分が行っている手技って,
「そんな事,あえて書かなくても,常識でしょ?」
と思っている事が多いですね.

例えば,脊髄造影をする時は
針の太さ,刺入点の確認方法,造影剤の種類と注入の量.造影材注入後の体位変換.
といった内容.

この辺りを,きっちりと記載する事が,論文を書く時には大切なんだなあと痛感しました.
今まで,material and methodsにこだわってなかったな.と反省しました.

論文というのは,基礎にしろ臨床にしろ,再現性が重要です.
自分の論文を読んだ人が,全く同じ方法で再現できないと意味が無いんですね.
論文のインパクトは,タイトルやアブストラクト,図表に持ってくるべきですが,material and methodsは,かなりきっちり書かないとダメみたいです.

そう考えると,論文書くのって,本当に気が抜けない作業ですね.

title:超重要
abstract:超重要(ここがダメだと読んでもらえない)
introduction:実は,一番書くのが難しいところ
materian and methods;きっちり,きっちり書かないとダメですね.
results:シンプルに.大切です.
discussion:言いたい事は,段落の最初に.

結局,全部大切だね.

「自分が当たり前と思っていることも,きっちりと記載する.」
でも
「自分が言いたいことでも,論文の本筋から脱線する事は書かない」
事も大事.

いやー.論文は奥が深いよ.

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