2012年1月12日木曜日

コモディティについて考えてみた

自分がいないと、うちの仕事はうまく回らないに違いない。
自分は、この病院に無くてはならない人材だ。
自分の代わりが務まる人はいない。
心の中でそう思っている人はいるでしょうか?

特に、大きな病院(大学病院や総合病院)で、ばりばりオペをしていると、そう感じる事があるかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
これは、僕が常に考えていることですが、「自分のポジションを欲する人がいた時に、周りは自分を選んでくれるのか?」ということ。

自分にしか出来ない。と思っている事であっても、それは自分の実力ではなく、自分のポジションがそうさせている。
ということはよくあります。
大きな病院で、オペがどんどんできる環境であれば、普通オペは上手になります。
それは、自分の実力だけでなく、自分のおかれているポジションのおかげで。
他人にはない、自分だけにある価値。
というのは、案外少ないと考えるべきでしょう。

自分より、5歳若くて、やる気のある人が、自分のポジションで、数年仕事をしたとしたら?
今の自分より、いい仕事をするかもしれませんね。
つまり、換えのきかない人材になるためには、何をするべきか?
という事は、常に考えておかないといけませんね。

人が持っていないもので、しかも習得するのに時間がかかるものがよいのでしょう。
僕の場合は、英語論文を書くスキルと、ブログで情報を発信する事を意識しています。

皆がしない事というのは、日々の生活では、必要とされない事が多いです。
もし、日々の生活で必要なら、皆できるはずですから。
だからこそ、皆が普段していないけれど、自分はコツコツ続けていて、ある日注目を集める事ってなんだろう?
と考えておくことは、大切な気がしています(^^)

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