2011年7月22日金曜日

読書感想文1:評価経済社会

先日読んだ本が、非常に面白かったので、
感想含めて報告したいと思います。

本のタイトルは
評価経済社会
ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
岡田斗司夫 著


最近、自分の中でもやもやとしていた
問題点が、結構すっきり理解できました。

キーワードは、
お金の時代から、評価の時代へ。

僕の中にあったいくつかの疑問点
1.猛烈に自分の全てを仕事に向ける働き方から、
仕事は人生の一部だという価値観への移行。
2.結婚しない人が増えてきた。

という点。
1.に関して、具体的に言うと、
徹夜で仕事をして、家庭をかえりみず、仕事に没頭するのって
どうなのか?

最近の若者は、職場に残って仕事をせずに、とっとと帰ってしまう。
とか
飲み会の付き合いが悪い。
と言われることが多いのではないでしょうか?

最近の若者は、以前にくらべて、仕事をさぼる怠け者が多くなったのでしょうか?

著者は、
これまでは、一流大学をでて、一流企業に就職して、
その職場でしっかり働いて、家を買って、退職金をもらう。
というスタイルが崩壊して、
個人が、複数の価値観を持つようになった点に注目しています。

最近の考え方の例えとして
1.仕事は〇〇会社の職員
2.アニメ研究会に所属していて、ネットで意見交換をする自分
3.結婚していて、子どもが2人いる自分
4.趣味のロードバイクで、大会にでるために練習している自分
5.ペットの猫仲間の一人としての自分

などなど。
このように、大きいものから小さなものまで、
複数のコミュニティーの一員である自覚と楽しみ方が、
得られるようになったため、価値観が多様化。

以前は、会社務めする自分というアイデンティティーを保つことで、
十分に自分を定義できていましたが、
これからは、たくさんのコミュニティーに属する
いろんな個性を総合したものが自分である。
という考えに移行していくようです。

そこには、インターネットの進歩や、SNSが
大きく貢献していみたい。

そうした価値観の多様化は、
型にはまった価値観とは対立する事が多いんですね。

だから、
職場で働き続けること
であったり
結婚したパートナーと家を持つこと
といった価値観だけでは、満足が得られにくくなった
ようです。

結婚する人が減ったのも、価値観が多様化した事で、
結婚したパートナーと共有できる価値観が、
相対的に減少していることが考えられます。

先ほど上げた5つの価値観の中で、
2.アニメ研究会に所属していて、ネットで意見交換をする自分
に一番価値を感じている人にとっては、
結婚の優先順位が下がるのは当然のことですね。