2014年4月11日金曜日

金沢大学TES

岡山大学主催の中部日本整形外科学会の前日イベントで,
岡山大学60週年祝賀会がありました.

中部地区のたくさんの先生方とお話をする機会がありました.
中でも,金沢大学の村上先生とゆっくりお話できたのが良かったです.
金沢大学には,昨年の2月にTES(Total En bloc Spondylectomy)を見学に伺ったこともあり,TESについて,意見交換をすることができました.

実は,昨年2月に金沢大学に手術見学に伺った際に,
村上先生の手術をみて,自分の中で,”今後目指すべき手術のイメージ”を確立することができました.

一言で言うと,
”無血野”の術野で,安全かつスピーティーな手術を目標とする.
ということ.

恥ずかしながら,昨年,村上先生の手術を見学した際に,
送ったメールを以下に記載します.

メール内容
今日は,お忙しいところ,手術見学を快く引き受けていただきありがとうございました. 1例目がキャンセルになったとお聞きした時点で,完全に諦めていましたが,別の症例を入れてくださったのは,本当にありがたかったです. 
TESという,大きな手術ですから,相当出血するんだろうなあと 勝手なイメージを持っていましたが,出血が少なく拍子抜けしました. 
脊椎手術の中でも,おそらく難易度が最も高い手術(TES)を 無血野 かつ 丁寧な軟部組織の展開 で安全に行えるというのは,大変勉強になりました
私自身,「スピード優先である程度の出血をやむなしとするスタイル」か,「丁寧に止血して,トータルの出血量を抑えるスタイル」を目指すか悩んでいましたが,今日の手術を見学できて, 今後10年の目指すべきスタイルが明確になりました(もちろん後者です).
ありがとうございました.


金沢で見学したTESは,自分の中では衝撃的で,
このように,ラブレターのような?メールを送っていました.
村上先生は,そんなこと覚えていないだろうな.
と思いながら,今日,色々お話をしていましたが,
このメールの内容を,ご本人が覚えてくださっていて,本当に驚き,嬉しく思いました.

さらに,
「ぜひ,後輩を連れて,また見学に来てください」
と歓迎していただきました.

自分としても,もう一度見学したいという気持ちがありますし,
後輩にもその印象を伝えたいので,できれば今年度中に見学に行きたいと思いました!

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