2014年9月19日金曜日

留学先を決めるまでのアプローチ

海外に留学したい!
と考えた時に一番難関となるのが
「どこの国に留学するか?どのドクターに連絡をとるか?」
という問題.

そこで,とても興味深いブログ記事を発見しました.
留学先を見つける方法 海外研究所見学後の感想

私が考えた.あるいは過去に周囲で見聞きした情報を紹介します.

1)自分の所属する医局や先輩が過去に留学していた施設に行く.
これは,まあ王道ですね.
一番スムースに事がすすみそうです.
この場合,
留学希望先のドクターと面識のある先生→留学先の先生
にまずはメールしてもらい
自分の事を推薦してもらう.
その後で,
自分→留学先の先生
にメールするというのが一般的でしょう.

2)AO SPINEのような,海外にリファレンスセンターを持つ
留学プログラムを利用する.

私の専門とする脊椎の領域では,結構王道な方法.
企業がサポートしてくれる留学プログラムであれば,
出したメールに返事が帰ってくる確率はかなり高いです.

3)名だたる病院のドクターにメールを出しまくる.
そして返事が帰ってきたところを足がかりにする.

英語論文のcorresponding authorは,たいていメルアドを
公開しています.
そこに,10通,あるいは100通とメールを出しまくる方法.

実際過去に,中国のドクターから,私の元に
「留学したい」
というメールが届きました.
でも,丁寧に返事を書いてあげたのに,それに対する返事が無い.
たぶん,同じメールの文章を,たくさんのドクターに一斉送信して,
一番興味のある施設に連絡をとったのでしょう.

この方法は,成功確率が低く,また私が経験したとおり,
相手に悪い印象を残すリスクがあります.

4)最後の方法は?
これが冒頭に紹介したブログに紹介されている方法.
全く新たな留学先を開拓するのに,一番効率的だと思います.

例えばですが
国際学会で講演を聞いた後に質問をする.
講演終了後に,勇気をだして,名刺交換する.
思い切って,その場で「あなたの病院に見学に行きたい」と提案してみる.

などなど.
自分の講演を聴いたあとで,「すごく感動したら,留学させてください.」
と言われたら,かなり成功の確率は高くなりそうですね.
「一度顔を見たことがある.」
というのは,相手にとってはかなり安心感があります.
逆に,メールだけでアプローチをするというのは,
ちょっと成功する確率が低そうですね.

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