私の所属している職場環境というのは、
今考えてみても、とても恵まれています。
ですが、数年前に、個人的にストレスを感じる
時期がありました。
医師の労働環境について、ストレスを感じる時
1) 自分が変えることができる領域
2) 自分では変えることができない領域
の2つがあります。
まず、大切なことは、1)と2)を
紙に書き出して、理解することです。
まず1)について。
自分の考え方を変えてみる。
私が以前、感じていたストレスは、
・別の病院に移動してほしい
と言われたらどうしよう。。。
というのがストレスの元でした。
嫌われたくない。と感じると
・意見を求められた時、本音がいえない。(上司の顔色をうかがう)
・自分のやりたいことができない。
など、負のループに。
私は、考え方を変えました。
・しょせん、1年先のことを考えてもしょうがない。
・上司の評価は、2)である。
・スポーツ選手と同じで、年間契約の意識にシフト。
1年1年。その環境で、自分が貢献できる領域に集中する。
それで、次の年も契約更新になれば、それでよし。
まあ、そんなもんです。
環境を変えるよりも、自分の考え方を変える。
というのが、1)に対する処方箋。
次に、2)について私の考えでは、
・上司の評価
・病院の給与
・勤務体系(当直の日数、救急車の台数、職員のモチベーションなど)
これらを、変えようとすると、ものすごくストレスを感じます。
なぜかというと、自分の力で変えることができないからです。
では、どうすれば良いか?
・環境を変える
自分の乗っている船が沈みそうになっているのなら、
脱出するしか方法はありません。
泳いで逃げる。生存できる可能性は低そうです。
ですが、ボートがあれば、生存確率はアップします。
2)で悩む時には、実現可能な選択肢を複数準備していること。
が、処方箋となるでしょう。
今回のセミナーにおいても、この選択肢を増やすことが目的です。
講師には、
・経済的な自由
・開業という選択肢
・アカデミックポジションにおける自由
について、経験に基づいた豊富な知識をもつオピニオンリーダーを招集しました。
価値観は多様化しています。
セミナー当日は、講師、スタッフ、参加者の間で
自由に意見を交換して、
・今は一般的ではないが、今後有効になる可能性のある選択肢
を探っていきたいと思います。
実は、選択肢というのは、すでに自分の中に存在していることがほとんど。
セミナーにおいて、
・自分より少し先をすすんでいる人たちの考え方を知る。
・自分の悩みを他人と共有して、少しスッキリする。
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