2018年4月21日土曜日

株式会社という仕組みについて

オンラインサロンには,個性的なメンバーが加わっているというバイアスはあるものの,最近はマイクロ法人を保有している医師が増えてきたなあというのが実感です.

さらに,驚いたのが,株式会社を設立するメンバーまで出てきました.

そこで,株式会社という仕組みについて,少し考えてみました.

リンク:株式会社のルーツを探ろう
東インド会社がつくられた時代は、大航海時代と呼ばれている。オランダやイギリス、そのほかヨーロッパの強国たちが、船で大海を航海して植民地を手に入れていった時代だ。当時は、航海に成功してアジアに無事たどり着き、アジアの香辛料をヨーロッパに持って帰れれば、莫大な利益が得られた。だけど、船をつくるには、巨額のお金が必要だったし、航海の途中で難破したり、海賊に襲われたりと、危険が常につきまとった。せっかく大金をつぎ込んでも、まったく利益にならないかもしれなかったわけだ。

新しい価値を生み出す.そのために必要な資金を集めるための仕組み.
新しい価値を生み出すためには,「リスクをとること」と「自分の資産を投入すること」が必要になります.

株式というのは,借金とは異なり,事業に失敗したとしても,返済義務がありません.
そのかわりに,小さくスタートした会社が大きくなり,安定した収益をあげることができるようになった暁には,その売上の一部を報酬として得ることができます(株式のキャピタルゲインとインカムゲイン).

自社の株を売って,資金を集める.というのは株式会社のルールの一つですが,もう一つ別の側面として,「創業初期に優秀な人材を集める」という機能がありそうです.

自分の株式会社に出資したいと言ってくれる人というのは,その会社の未来価値を信じている人(創業者の未来価値ともいえる)です.そして,自分が出資した会社であれば,お金を出すだけではなく,その会社の価値を上げるために,人的なサポートをしてくれることもあるでしょう.

サラリーマンを続けていると,「自分の事業にお金を投資してください」とお願いするとうマインドが生まれにくいですね.でも,大航海時代のキャプテン(ワンピースのルフィー)であるなら,「俺の船に一緒に乗ってくれ」と人を口説き,出資を募ることも,必要な才能の一つとなるでしょう.

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