2016年11月30日水曜日

結果には必ず原因があるのか?


Photo Max Ezaki, ぱくたそ
急性に生じた首の痛みや腰の痛みを診察する機会があります.

実は多くの場合,特定の要因がなく(偶然)生じるのですが,
患者さんに問診をすると,大抵は
◯◯したのが原因だと思う.
とおっしゃられます.
(ときには,1ヵ月近く前の作業を原因としてあげることも)


人間は,"結果"には必ず"原因"がセットで伴っている.
と考える生き物ですね.
つまり,因果関係をベースに思考しています

◯◯したから,◯◯になる.

”雨が長く降らない”から
神様にお祈りを続けた.
すると”雨が降った”.
(雨が降るまでお祈りするので,お祈りすると必ず雨は降る)

身の回りに何か悪いことが起こったとき.
もちろん原因を考えてみることは大事です.

でも,世の中結構,因果関係なく,
”偶然”生じていることって多いと思うのです.

急に首が痛くなった(ぎっくり首?)ので,記事にしてみました笑