2013年1月14日月曜日

臨床研修指導医養成講習会に参加してきました

指導医講習会に参加してきました.
2日間,朝から夜まで,充実の内容でした.

勉強してきたことを備忘録兼ねて書いておきます.
1)レクチャーを受ける側の学習定着度はかなり低い
人に教える方法を考えた時に,最初に思いつき,
かつ,これしかあまり思いつかないもの.
それは,まさに.
レクチャー!

残念ながら,レクチャーを受ける側の学習定着度は,かなり低いそうです.
(10%未満)
情報が,講師→聴衆の一方通行のため.

そういわれてみれば,結構な人が途中で居眠りしていたり,
わかったような気にはなるけど,次の日には忘れてしまったり.

今回の指導医養成講習会で,最も勉強になったのは,
「グループワーク」
与えられれた課題について,8名ほどでディスカッションをします.
必ず,時間制限内に,作業を完成させて,それを他のグループの
人たちの前でプレゼンします.

司会,記録係り,プレゼンをする人は,順番に回るので,
みんな1回は経験することになります.

レクチャーは,受け身ですが,グループワークは,
みんな,かなり主体的になりますね.

今後は,レクチャーだけでなく,参加者が主体的に参加できるような
学習機会を作りたいと思いました.

ちなみに,学習定着度が,最も高いのは
人に教えること
だそうです.つまり,レクチャーをする側は,とてもとても勉強になるのです.

2)組織におけるリーダーシップ
リーダーに求められること
それは,チームのパフォーマンス(P)を上げること!
個人的に,これは,かなり分かりやすかったです.

でも,パフォーマンスと同じくらい大切なのが
「メンテンナンス(M)」
この,PとMのバランスは,組織の状態に応じて
変える必要があるんですね.
これが,目から鱗でした.

例えば,スタートアップしたばかりの組織
メンバーに強烈なパフォーマンスを持つ人がいて,
みんなの仲が良い時.
リーダーは,みんなの邪魔をせずに,あたたかく
見守っていればいいわけです.
つまりリーダーは,
小さいpと小さいmでOK

でも,チームが走り続けて,疲労してきた時は,
リーダーは小さなpと大きなMを発揮する必要があります.
少しアクセルは踏まずに,チームのメンテナンスを行います.
人間関係の調整
披露してきた人のフォロー
小さなミスを大きなミスにつなげないような安全管理

チーム内にPの大きな人とMの大きな人がいれば,
かなり上手くいきそう.
逆に,チーム内のMが大きい人が,転勤などでいなくなったとたん,
組織がぎくしゃくしだすことも,良く経験します.
パフォーマンスを発揮する人とそれを調整する人は,
どちらも同じように必要なのです.



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