2018年1月28日日曜日

医師にオススメの毎月30分でできる家計簿のつけ方

毎月家計簿をつけるようになって2年経過しました.

最近,なぜか慢性的なお金不足が続いている...
と悩んでいる方も多いと思います.

そこで,
「よし,アルバイトを増やそう!」と考えてしまうと地獄ゆきが決定します笑
リンク:勤務医がお金に困る理由(労働以外にお金を稼ぐ手段がない)

私も,そのように考えていた時期がありましたが,お金が不足した時に,労働時間を増やして乗り切ろうとすると,ラットレース一直線です.


慢性的なお金不足は,「慢性的な出費増」&「自分で把握できていないこと」が原因です.これを,改善するためには,ダイエットと同じで,まずは体重計に乗って,現状を把握するところから始めるべきです.

まず,私が普段つけている家計簿(エクセル)についてご紹介します.

準備すること
・銀行口座の支出をインターネット経由で確認できるようにする.
これが,結構大切です.
通帳記帳しても良いのですが,最近はほとんどの金融機関で,インターネットを利用して残高や収入支出を管理できます.(初期にインターネットで手続きが必要なケース有)

実際のエクセル
1)収入の確認
大学病院に勤務していたときの影響で,複数の病院があります.
収入合計は,エクセル関数(といっても,各病院の給料を足し算するだけ)を利用

2)支出の管理
クレジットカード
固定費
クレジットカードの支出もインターネット経由で行います.
今月は,○○に出張したから出費が多かったな.といった感じで把握します.
以前,身に覚えのない引き落としを発見して,クレジットカード会社に連絡して止めてもらったこともあります.

そして,一番大切なのが固定費の見直しです.
固定費を見直すのが,出費を減らす一番の近道です.

最初はわかりにくいですが,毎月記録するようになると
・子供の教育費にめちゃめちゃお金かかっているな.
とか
・保険って,こんなに高かったの?
・スポーツジム半年通っていなかったけど,毎月引き落とされているな.
・今は使っていないインターネットサービスが毎月引き落とされている.
といった感じで,無駄な出費に気付けます.

飲み会を毎月1回減らす.という精神論よりも,むしろ「半年通っていないスポーツジムを解約する」方が精神的負担も少なく(負担はほぼゼロ),さらに効果も大きいです.

3)資産の把握

ここには,銀行預金,投資信託,NISA,iDoCo(確定拠出年金)といった感じで,自分の資産を記入します.
・銀行口座が引き落とし不可
となっている点が注目のポイント.

この口座は,生活費が出入りする口座(給与など)とは別の口座にします.
この口座は,入金専門にしておき,絶対に引き落としをしてはいけません.
最初は難しいですが,ある程度支出が管理できるようになったら,
「毎月給料日に○○万円を引き落とし不可口座に移動」するとよいでしょう.給料天引きですね.
リンク:勤務医のための資産形成 節約編4

1)から3)まで,なれると30分くらいでできます.
そして,記録をつけるようになると,
・今年1年でどれくらい資産が増えたか?
といった内容が,一瞬で把握できるようになりますよ.

実際に,家計簿をつけはじめてから2年間の成果を公表します.
2年弱(22ヵ月)で資産が倍になっていますね.
やはり,家計簿の力は偉大です笑
元々の金額が少なかっただけ.というツッコミもありそうですが(笑)