例えば,5年後に国際学会で講演し,質疑応答にも
なんとか対応できるようになる.という目標を
たてるとします.
逆算方式は,現在から努力を積み上げるのではなく,
未来から逆算して計画を立てます.
未来の自分と現在の自分の間にどのくらいの
ギャップがあるかをまず把握します.
現在の自分が,まだ1回も国内の学会発表をしたことが
無い状態なのか,それともすでに海外で一度ポスターの
発表をしたことがあるのかで,計画は全然変わってきます.
また,なるべく,期日と内容を具体的に考えるのがコツです.
もしまだ1回も国内で発表をしたことが無い状態とすると.
5年後に海外で講演を成功させる.
そのためには,
3年後にはなんとか海外で1回発表する.
でも1回目の発表なので,上手くいかない可能性がある.
そこで自分が不足している点を把握して,改善する.
3年後に海外で発表するためには,2年後には,発表は無理でも
学会に参加して,他の日本人がどんな内容で,
どの程度の発表をしているか聞きに行く.
今から2年間は,国内の学会でできるかぎり発表する.
もし国内の学会でも英語の演題募集があれば,
参加してみる.
など.ゴールから現在までにあるギャップを
ゴールから逆算する形で埋めていくのが良いと思います.
Matrixの主人公のネオが,モーフィアスとトレーニングを
しているときに,モーフィアスは,
「速く動こうと思うな.速く動けると知れ」と
アドバイスしました.
速く動こうと思う.は,積み上げ式の目標達成方法で
速く動けると知る.は,逆算式の目標達成方法ですね.
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