症例報告を書くために,前回論文を集める方法をいろいろ書いてみました.
論文を書くときに,Introductionから書き始めることが多いと思います.
introductionから書くと,何から書いてよいかわからず,
困ってしまうことがよくあります.
というのも,introductionは,論文の背景や問題点が整理できていないと書けないからです.
ということで,論文はまず,
Patients and Methods(対象と方法)から書くのが良いです.
今回は,症例報告なのでCase presentationに該当します.
いきなり,英語で書き始めても良いのですが,やはり
日本語で大雑把に書いておいて,あとで英語にする方が
最初は良いかなと思います.
(なれてきたら,いきなり英語で書いてもOK)
英語の文章を正しく書くことも,もちろん重要ですが,
それ以上に,論文の構成が重要だからです.
今回の症例報告の場合,現病歴,現症,画像所見,その後の経過と
いう流れで,書いていきます.
その際,気をつけるべきことが
1.自分は知ってるけど,読者が知らないことが抜けやすい.
投稿する雑誌を意識して,どんな読者が読むのか意識する.
JAMAのように,各科の医師が読む雑誌と,SPINEのように,脊椎を専門とする人が読む雑誌では,記載する内容も変わってきます.
2.論理の飛躍
よくあるのですが,今回の論文と関係ないことに脱線してしまうこと
これは,特にDiscussionでおこりやすいので,後日記載します.
基本的に,論文は,同じ内容なら,できるだけ短い方が良いとされています.
これは,ページ数が多くなると掲載にお金がかかるという理由も
ありますが,一番の理由は,忙しい読者は,論文の要点だけを理解したいからです.
つい,読書感想文のように,短い論文よりなんとなく長い論文の方が
良さそうという理由で,あれこれ文章を追加してしまいがちなので注意しましょう.
日本ブログ村のランキングに参加してます.
英語学習法でついに25位にランクしました!
お手数ですが,下記ボタンクリックしていただけたらありがたいです.
本のランキングもついでにクリックしてもらえたらラッキー!!
0 件のコメント:
コメントを投稿