2017年11月16日木曜日

中国でAIロボットが医師国家試験に合格したらしい

リンク:中国でAIロボットが医師試験に合格「医療過疎地での初期診断も可能」

中国AIメーカー・iFlytekが開発したAI(人工知能)ロボットは先日、医師資格取得に必要な筆記試験に見事通過した。試験点数は456点で、合格ラインより96点も高かったという。

我々の予想を遥かに超える勢いで,医療の分野にもAIが進出してきそうです.
囲碁,将棋,チェスに続いて,今度は医師国家試験にも合格してしまいました.

これは,人類にとってはかなり大きな恩恵だと思われます.

例えば,
1)僻地であっても,インターネットがあればAI医師の 診断を参照できる.
ロボットがいきなり診察を始めるわけではなく,おそらく医師の診断を補助する役割からスタートするのではないでしょうか?夜間診療であってもAI医師は文句ひとつ言いません笑

2)患者さんが,病院受診する前に,インターネットでAI医師に診断をしてもらう.
これが,おそらく数年以内に実現化されるのではないでしょうか?
自覚症状,血液検査結果(検診のデータ)などから,「病院受診の必要性」「どの科を受診すれば良いか?」のアドバイスが得られるようになるでしょう.

これは,医療関係者にとっても恩恵があり,例えば,「救急車を呼ぶべきかどうか,まずはAI医師にインターネットで確認する」となれば,「目にゴミが入ったから救急車を呼ぶ」みたいな不適切利用はかなり減る可能性があります.
これを,電話相談で人間がやろうとすると,上手く行きません.
あくまで個人個人が,AI医師の診断を,救急車を呼ぶかどうかの参考にする.
この方法であれば,AIは非常に良いアシスタントになりそうです.
(電話,対面含めて)人間に対しては,声を荒げて怒る人も,なぜか,コンピューターに対しては怒りません(怒れません).

今後は,google homeAmazon echoなどのAIを搭載したスマートスピーカーとの連携にも注目が集まります.
”OK. google. 目にゴミが入ったんだけど救急車をよんでもいいかな?”
”AI医師の診断によると,流水で目を洗えば良い.みたいですよ.”的な感じ.

それにしても,5年後の医療というのは,今と大きく変わっている気がしますね.
非連続性の進化を目の当たりにすることになりそうです...