2017年11月26日日曜日

家計の見直し:最初の手直しはディフェンスの強化から

過去の記事:サラリーマンと経営者の考え方の違い

家計を見直す際,まずすべき事は,ディフェンスの強化(節約)でしょう.
節約と聞くと,ネガティブな印象を持つ方もおられるかもしれません.
ですが,ディフェンスがザルのサッカーチームが,トーナメントを勝ち上がる確率は低いです.チームを強くしたいなら,まずはディフェンスの強化!

節約を,少しポジティブに考えてみましょう.

・自分が,CFOになったつもりで,家計の改革に取り組む.
CFOとは「Chief Financial Officer」の略で,「最高財務責任者」.
企業の財務戦略の立案から執行までを担う責任者のことを指します.

・毎月の記録を残す
まずは1ヶ月に1回で良いので,大雑把な家計の収支についてエクセルに記録する習慣をみにつける.計測できない(しない)ことを,改善できる可能性はほぼゼロです.
体重計に乗らずに,ダイエットが成功することはありません.

・お金を使う度に記録する
私は,1000円を超える出費については,マネーフォワードというiPhoneアプリに記録するようにしています.有料プランもありますが,今のところ無料プランで利用しています.全ての出費(少額)を記録しても良いのですが,自分の大雑把な性格だと継続できないのため.

出費については,自分への投資(本を買う)もあれば,単なる浪費(雨が降ったからコンビニで傘を買う)まで様々です.出費が,投資なのか浪費なのかを意識するためにも,カテゴリーがとても重要になります.

私は,マネーフォワードの出費のカテゴリーについて,下記の書籍を参考にしてカスタマイズしました.

1)付与
2)貯金・投資
3)税金
4)住居
5)日常生活
6)車
7)娯楽
8)保険
9)借金・雑費
10)ビジネス経費
実際には,8)保険や4)住居などは,スマホアプリに入力する機会がほとんどないカテゴリーです.ガソリンを入れたら6).本を買ったら10).みたいな感じで.あまり深く考えずに記録しています.
スマホに記録することで,後から参照できるというメリットもありますが,一番のメリットは,「入力するのが面倒だから買わない」という選択肢が生まれることです(笑).記録するのが面倒だから買わない(食べない)というのは,後に紹介している,岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットにも書かれています.

・出費を2倍で考える習慣を身につける.
たとえば,1000円のものを買おうと思えば,医師であれば,2000円稼がないといけません.なぜ?と思われる方も多いかと.
何故かと言うと,(大雑把にいえば),2000円稼いだうちの半分は税金として没収され,手元に1000円しか残らないからです.
1万円使う=2万円稼ぐ と考えると,出費に対して,慎重になれますね.
オフェンス(稼ぐ,投資)を鍛える前に,まずディフェンスを強化することの重要性がわかりますね.

他にも,固定費の見直し(保険,通信費など),大型の出費から見直す(マイホーム,保険,教育費,自動車など)など,勉強すべきことはたくさんあります.