2018年7月1日日曜日

医師と相性のよい働き方



反脆弱性 ナシーム・ニコラス・タレブ
整形外科医のブログ:バーベル戦略を人生に応用する

今は,勤務医という仕事は,「安定した所得を得る」ということに関しては,かなり盤石なものだと感じています.
しかし,医師の勤務環境は今後も現状を維持できるのか?それともだんだん厳しくなっていくのか?こればかりは誰にも正確な予測はできません.

冒頭でご紹介した,ニコラス・タレブの著書の中で
・8割〜9割のリソース(お金や時間)を安定したものに投資
・残りの1〜2割のリソースをハイリスク・リターンなものに投資
することで,全体としては,反脆弱性(壊れやすくないもの)に結びつく
と指摘されています.

この考え方は,非常に共感できます.

脱サラして,ラーメン屋を開店する.
→安定を0にして,全てをリスクに投資する行為

勤務医の仕事だけにリソースの全てを投入する.
→勤務医を取り巻く環境が,自分ではコントロール不能なほどに悪化した際に逃げ場がなくなる

安定していると思われているものに100%しがみつくのは脆弱性が高く
かといって安定している環境を完全にすてて100%リスクをとるのも脆弱性が高い

そうではなく,
安定した環境に身を置きながら,一定のリスクを取り続ける.
これが,勤務医の必勝パターンだと思っています.

でも,勤務医は忙しすぎて,医師の仕事以外に何もできなくなってしまう人が多いのが問題なんですよね...

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