2013年6月29日土曜日

JOA AOA fellowship 総括

怒濤のようにすぎていった4週間でした.
参加してみた感想について,いろいろ述べてみたいと思います.
1)参加者から得られる刺激
日本整形外科学会から,2年に1回,6名の整形外科医が選ばれています.
面接は無いので,業績で選ばれるみたいですね.
そのように,厳しい審査を経て選ばれたドクターなので,
皆さん,とても素晴らしい人たちでした.
個人的な感想としては,皆さん,平均値が高いというよりは,
いくつかの分野で,突出した実力を有している
といった印象を持ちました.

2)4週間はかなりタフな旅
今回は,AOAのアシスタントであるVickiさんが,かなり対応が良い人で助かりました.
ホストとの連絡なども,中間報告含めて,迅速に連絡していただけました.

また,訪問先も,できるだけ無駄な移動が無いように,配慮していただけたようです.

といっても,4週間の間,移動,顔合わせ,懇親会,発表,施設見学,観光を
10回以上続けるのは,肉体的にも精神的にも大変でした.

でも,これまで経験したことのないイベントがたくさんありましたから,
終わってみたら,かけがえの無い旅だったなあと思いました.

3)英語で発表する度胸がつく
なんといっても,アメリカの10ヵ所以上の施設で英語の発表をする(しかも10分程度)
というのは,良い経験になりました.
特に,Stanfordをはじめとして,西海岸の有名な施設で発表する経験ができたのは,良かったです.
最初の1〜2回は,前日緊張で眠れない事もありましたが,
最後の方は,うけ狙いのスライドをどのタイミングで出そうかな?
と悩んだり,余裕が少しできました.

4)アメリカの医療システムの良さ,問題点を感じる
アメリカのドクターが口を揃えて言うのが,
「医療費の高騰」と「医療の質の確保」について,今後どう対応して行くか?
というもの.
日本に住んでいると,医療の質を保つ事には関心がありますが,
cost benefitについては,やや無関心なところがあります.

日本は高齢化が進んでおり,
今後,学会などでも,議論しないといけない領域だと思いました.

6/28(金) Reno

6/28(金)は,朝からReno Orthopaedic Clinic(ROC)で,
現地の先生から,Renoの整形外科に関する歴史について,
講演がありました.
ROCの医局は,大変格式が高い感じ.
その後,3例程のケースディスカッション.
骨盤のU type fractureに関する手術方法について,
ディスカッションできました.
その後,O'Mara先生が,病院の中を案内してくださいました.
ROCは,病院に2台分のヘリポートがあり,緊急事態の際は,近隣の公園にもヘリが着陸できるそうです.
午後は,O'Mara先生とsquaw valleyに.
冬期オリンピックが開催された場所で,景色が素晴らしかったです.

夜は,O'Mara先生とRodeoへ.

以下wikiより
競技は主に,荒馬・荒牛に一定時間乗る ラフストック (Rough Stock) と,速さを競う タイムイベント (Timed Events) に分けられる.
ラフストック
ブル・ライディング (Bull Riding) 暴れている牡牛に乗る競技.
ベアバック・ブロンコ・ライディング (Bareback Bronc Riding) 鞍(くら)を装着していない暴れ馬に乗る競技.
サドル・ブロンコ・ライディング (Saddle Bronc Riding) 鞍(くら)を装着している暴れ馬に乗る競技.それぞれ、8秒以上乗り切ると合格とされ、騎乗者の乗り方と,馬(牛)の暴れっぷりが採点される.

全く知らなかったのですが,ロデオはプロゴルフなどと同じ,プロスポーツとなっていて,
選手は,全米で開催されている試合にでて,賞金を得ているそうです.

そして,ホテルに帰って,JOA Fellow最後の飲み会.
仮眠をとって,なんと朝4時にホテル出発.
サンフランシスコ経由で帰国予定です.

6/27(木) Reno


6/27(木)は,朝からHostであるDr. O'Maraが車を運転してくださり,
Tahoe Lakeまで観光にいきました.
湖が大変深いようで,深さはアメリカ第2位みたいです.
湖周辺では,子供達が元気よく泳いでいました.
ちなみに,アメリカでは,かなり寒い日でも,プール,海ではだいたい人が泳いでいました(笑)

夜は,ステーキハウスで,JOA fellowからの発表.
予想以上に,参加者からたくさんの質問をいただきました.
食事をとりながら,ゆったりとした感じでのディスカッションができました.

6/26(水) Renoに移動

サンフランシスコから,Renoまで,約5時間かけて車で移動.
これは,正直しんどかったです(笑).
Renoって,みなさんご存知でしょうか?
現地のドクターに聞いてみたところ
Renoに行くの?? カジノに行くの?
と皆さんびっくりされます.

そう,Renoはカジノの町.
そして,JOA fellow最後の訪問地です.


その名も,The Biggest Little City!
Reno自体は,ラスベガスに比べるととても,とても規模の小さな町です.
訪問後,Reno Orthopaedic Clinicの先生達と懇親会.

Stanfordと比べると,都会の洗練された感じはありませんが,
みなさん,とても我々の訪問をよろこんでいただいたようで,
とても楽しい懇親会となりました.

6/26(水)Stanford, Reno

6/26(水)は,午前中にStanford大学でJOA Fellow 6名の発表
これまで,10カ所以上の施設で発表してきましたが,
Stanford大学で発表する機会が与えていただけたことは,
一生の思い出になりました.

発表の後,tumorが専門のRaffi Avedian先生と2時間程お話をしました.
彼は,非常に誠実で,我々の質問に一つ一つ丁寧に答えてくれました.
興味深かったのが,
1)Stanford大学といえ,近隣の病院との競争が激しい.
以前は,Stanford大学という看板だけで,患者さんが受診されていたそうですが,
最近はそうもいかないと.
病院側もサービスの向上を常に考えていると.
2)医師のrating siteがある.
最近では,食べログといった,レストランの口コミサイトが良く用いられています.
アメリカでは,ドクターの口コミランキングも,ネット上で盛んなのだそうです.
これは,今後間違いないく,普及するでしょうね.
業績があることと,患者さんへの態度が良いことは,必ずしも相関しませんから.
3)職を探す基準
これは,彼自身の考えですが,
「働く病院の場所」「そこでの仕事のやりがい」「給料」
といったものを基準に仕事を選ぶドクターが多いそうです.
給料に関しては,アメリカの整形外科勤務医の年収がだいたい
年間2500万円から4000万円.
(もちろん,上は1億円を超える人もいます.)
4)訴訟
彼自身は,今のところ,訴訟に関与したことはないそうです.
でも,やはり,日本よりは身近な話題のようです.
といっても,医療事故の保険に入っているからあまり問題はないみたい.
(だいたい年間30−50万円を保険として,おさめているそうです)

そして,次は,最後の訪問先である,
Reno Orthopaedic Clinicに移動です.

編集後記
先日,UCSFでお会いした,兵庫医大の井上先生のブログに我々の記事が掲載されていました.
「最後のサンフランシスコ」その1
井上先生も,ちょうどUCSFでの研修を終えて,帰国する直前でした.
今回訪問した病院にも,たくさんの日本人留学生のドクターがおられました.

それぞれ,楽しい事ばかりではなく,大変な事もたくさんあります.
サンフランシスコでの留学生活が詳しく紹介されていますので,
アメリカに留学を考えている先生は,ぜひ一度井上先生のブログを
ご覧ください.

留学日記のブログ

2013年6月26日水曜日

6/25(火) Stanford大学

630にホテルロビーに集合
その後,病院に移動して,手術を見学しました.
脊椎は,頚椎椎弓切除を見学.
の予定でしたが,Stanfordは,病院見学にIDが必要だったため,
急遽,photo IDを取得するために,病院の事務所へ.
ここで,1時間ほどかかってしまい,手術室に戻ったらオペは終わっていました(涙)
午後は,脊椎の手術がなかったため,tumorの手術を見学.
放射線照射後の大腿骨頭壊死に対して,人工股関節全置換術(THA)を施行していました.
手術見学の後,1時間程腫瘍カンファレンスに参加.
その後が,スペシャルなイベントでした.
野球観戦(Oakland Athletics vs Cincinnati Reds)に行くために,病院玄関で待っていたら,何やら大きな車が?!

なんとHostCostouros先生が,リムジンをチャーターしてくれていたのです.
リムジン到着でテンション上がるJOA fellow
サービスショット

さらに,試合は,外野センター付近にある,スイートルームでの
観戦となりました.
これまでに経験した事のないイベントが続いていましたが,
Stanford大学でのイベントは,格別なものとなりました.

6/24 Stanford大学初日

UCSFから,車で1時間ほどかけて,Stanford大学に移動.
Stanford大学のホテル超きれいでした.
 その後,大学があらかじめ用意してくださった,ゴルフカートを使っての,Stanfordツアー
Stanford...すごすぎ.
まず,建物がきれい.敷地も非常に広いです.
大学とは思えないくらいきれいな建物.
ヒューレットパッカードの寄付した建物もありました.
まあ,全米トップ1,2を争う大学ですからね.
大学の中にいた学生達の中から,将来何人もの偉人が誕生するのでしょうね.


そして,その後,StanfordのFacultyの先生方とディナー
なんと,Vice chair,chair,Hostの先生全員が参加されていました.
HostのJohn Costouros先生(肩関節鏡が専門)は,とんでもない大物.
まず,奥さんが,政府の関係者らしく,iPhoneの写真の中に,なんと
オバマ大統領との2ショット写真が?!
さらに,自分専用のワイナリーも所有されているそうです.

うーーん.世界は広いですね.

6/24(月) UCSF

6/24の朝は,Kim先生自らホテルにお出迎え.
そこで,大きなハプニングが.
ホテルから,病院の駐車場に入ったところで,
何やら,爆音が??

原因は,Kim先生の車の上に積んでいた,サーフボードを搭載するキャリーが,
駐車場の天井をガリガリとこすっていたのです.
(このキャリーは,UCSF到着初日に,Kim先生が自宅からホテルまで我々の荷物を運ぶために乗せたため,普段は使っていないもの)

明らかに,通行人のドクター達が,Kim先生運転の車(我々6人も同乗)をみています.
僕らも,さすがにKim先生に,
「天井のキャリーが,ものすごいことになっている」
と言ったのですが,そこでKim先生からの驚きの一言.
「このまま,壊すから大丈夫(笑顔)」

といいつつ,キャリーは,相変わらずすごい音をたてながら,天井をこすっていましたが,
Kim先生は,お構いなし.
さらに我々に,
「車止めるから,いったん降りて」と指示.
我々が車から降りると,さらに車高が高くなって,キャリーは病院駐車場の天井をがりがり.

でも,Kim先生,全然問題無いよ.といった感じで,颯爽と医局まで案内してくださいました.(たまたまとおりかかった,同僚のドクターが,大爆笑してました)

そのあと,いつものとおりUCSFで6人の発表
ちょっと天然?な感じのKim先生でしたが,
実は,かなり人望の熱い方.
Stanfordの先生,Washington大学の先生などが,口を揃えて,
「Kim先生は,本当に素晴らしい先生だ」
と絶賛されていました.

また,ちょうど,兵庫医大から留学中の井上先生ともお話できました.
その後,外来を見学してから,車で,Stanford大学に移動となりました.

2013年6月24日月曜日

アメリカの仕組みについて

もう1週間弱で帰国ということもあり,アメリカに来て見聞きしたことについて
簡単に記載しておきます.
(全て,口頭で聞いたことなので,多少間違っているかもしれませんが.)

まず,アメリカでは,整形外科の人気は,全科の中でトップ3にはいるそうです.
(これは,どこの病院でも同じ意見)
整形外科以外では,皮膚科,形成外科などをあげる先生が多かった印象.
アメリカでは,一般の4年制の大学を卒業した後に,メディカルスクール(医学部)に
進学します.

そして,メディカルスクールを卒業した後,整形外科であれば5年間レジデントとして病院で研修します.
驚いたのが,有名な病院で,整形外科のレジデントとして採用されるためには,
メディカルスクールの成績が,ほぼトップクラスでないと難しいそうです.
(トップ数%だ.と言っている先生もいました.)

日本と大きくことなり,メディカルスクールでの成績によって,
整形外科医になれるかどうか?有名な病院で研修ができるかどうか?
が決まるため,医学部ではかなりハードに勉強するそうです.

さらに,レジデントの生活が終わると,そこから1年間のフェローシップ(脊椎,スポーツといった専門性をもった研修)が始まります.
レジデントとフェローシップは,異なる病院で行うのが一般的だそうで,
そこにも大きな競争が待っているそうです.

メディカルスクールに入学した後も,常に競争,競争の生活となるようです.

整形外科の中で人気を聞いてみると,
レジデントの多くが,「外傷をやりたい」といっていたのも意外でした.
(ちなみに脊椎は,ハードだよね.とみんな言ってました)
外傷外科に進むと,仕事はハードだけど,収入が良いそうです.

また,基礎研究について,PhDの先生が口を揃えて言うのが,
最近,どんどん研究費の取得が厳しくなっている.と

元々,PhDとして仕事を続けるのは,かなりの競争があると思うのですが,
それが,最近はより厳しいようですね.

アメリカは,医学部に入った後は,つねに競争,競争,競争で,
選ばれた人だけが,アカデミックポジションに残るみたい.
そこには,人脈やコネも多少関係あるのかもしれませんが,
ほとんどは,圧倒的な努力と,結果(成績,成果)が重要みたいです.

編集後記
いつも楽しく拝見しているSandy先生のブログに,
紹介記事をかいていただきました(驚)
整形外科秀逸ブログ紹介
Sandy先生とは,先日のJOA meetingでお会いして,短い時間ではありましたが,
お話をすることができました.
現在股関節鏡を極める修行中みたいですね.
(ちなみに,アメリカでも,股関節鏡は,かなりホットな領域みたいですよ)

論文だけでなく,ブログを使って,いろいろな情報を発信できるのは,
本当に便利な時代になりました.
同じ,整形外科ブロガーとして,今後もがんばっていきたいと思います.

6/23(日)サンフランシスコ ワイナリー

今日は,UCSFのホストであるKim先生運転の車で,
カリフォルニア ナパバレーのワイナリーツアーとなりました.
Kim先生と軽食を食べた後で,
1件目から,かなり隠れ家的な雰囲気のワイナリー(Chappellet Winery)へ.

 5本程のワインをテイスティングしました.
個人的には,特に白ワインが美味しかったです.

その後,ランチを皆でいただき,2件目はChateau Montelena Wineryへ.
ここでも,4杯くらいワインのテイスティング.
テイスティングといっても,結構な量をついでくれるので,このあたりからかなり酔いが回ってきました.

最後は,オーパスワンワイナリーへ

 ここで,オーパスワン2006年(なんとグラス1杯50ドル),2009年(グラス40ドル)をいただきました.
とても美味しかったですが,はたして,その価値がどの程度か?
までは,3件目で酔いが回っていたので,不明です笑

往復の車で,Kim先生から研究やご家族の事についてお聞きすることもでき,
とても有意義な1日となりました.

6/22(土)サンフランシスコ 観光

6/22は,珍しく終日フリータイムでした.
ということで,朝から観光へ.
ユニオンスクエア,Fisherman's Wharf,University of California Berkeleyなどを散策.
天気がとても良く,ゴールデンゲートブリッジもきれいにみれました.

Fisherman's Wharfでは,名物のクラムチャウダーをいただきました.


夕方から,Crustaceanというベトナム料理屋へ
昼も,夜も,ごちそうを満喫しました.
明日は,Kim先生とワイナリーに行く予定です.

2013年6月23日日曜日

6/21(金)サンフランシスコへ移動

6/21は,基本フリーだったので,朝は10時頃に起床.
11時にホテルをチェックアウトしました.
ホテルから15分程タクシーで移動して,
ミツワマーケットプレイス(アメリカで最大級の日系スーパーマーケット)
にいきました.
迷わず,ラーメンを食べました笑.とても美味しかったです.

スーパーマーケットでは,ほとんど日本と同じような食材を購入する事ができました.

とりあえず,みそ汁とカップラーメンを購入.

午後は,次の訪問先であるサンフランシスコまで,飛行機で移動.
空港から,15分程かけて,UCSFのHostであるDr. Kimの家まで移動しました.

 Dr. Kimは,以前訪問したUtahのLor.Randallやワシントン大学のSean Norkと同じレジデントだったようです.
そんなこともあり,話題はいろいろ盛り上がりました.

そこに参加していた,スポーツドクターの一人が,なんと最近
電気自動車のスポーツカー テスラ を購入したとのこと
実際運転席に座らせてもらいましたが,
かなり,かなりかっこいい.
大きなタッチパネルが印象的でした.

パーティーの後は,Kim先生自ら,我々をホテルまで送ってくださいました.

2013年6月22日土曜日

6/20(木)Cedars-Sinai medical center

6/20(木)は,Sofitelホテルから徒歩でCedars-Sinai medical centerまで移動

朝からCedars Sinaiでプレゼン.
JOA fellowCedars Sinaiから交互にプレゼンを行いました.



そのあと,Guy PaiementとCedars Sinaiで早めのランチ.

明日から新オペ室が稼働するそうです.
外観はホテルのようにきれい.
午後は,Cedars Sinaiのレジデント4名とワーナーズブラザースに.
実は,Cedars Sinaiの整形外科レジデントは,昨年から初めて採用が始まったようで,
4名の応募枠になんと450名の応募があったそうです.

ワーナーズブラザースは,映画やTVドラマの撮影スタジオを見学できるというもの.(俳優さんはいませんでした.)
実際に,Friendsなどのドラマを見ていたら,結構盛り上がれそうな感じでしたね.
個人的には,Matrixやバットマンのコスチュームやバイクが見れたのが良かったです.

夕方は,「Magic Castle」というお城へ

ここは,スーツネクタイ着用の,完全会員制.
会員の紹介がないと入る事はできません.

ディナーをいただいた後は,お城の中で大小5カ所程で
開催されているマジックショーを自由に見る事ができました.

マジックはもちろん巧かったのですが,それ以上にトークが上手でしたね.

6/19(水)UCLA

少々,ブログの更新が滞ってました(笑)
といいますのも,早朝から発表,ランチ,施設見学,夜はディナー.
といった感じで,行動しているので,なかなか自由な時間が確保できないのです(汗)
夜はクタクタなので,すぐに寝てしまいます〜

6/19(水)は,いつものとおり,早朝から,UCLAで,JOA fellow 6名のプレゼンテーションを行いました.
後半戦に突入したということで,プレゼン自体は,結構慣れてきた感じです.
UCLAのHostは,Jeffrey Eckardt先生.
腫瘍がご専門です.


その後,レジデント2名が,病院の中を紹介してくれました.

全然関係ないことですが,LAの女性ドクターは,みなさん朝から
ばっちりメイク.
レジデントだから,かなり忙しいと思うので,大変だなあと.

その後,UCLAのラボを見学

そして,UCLA-Orthopaedic Hostpital Research CenterのVice ChairであるJohn S. Adams先生とランチ
Adams先生は,とてもユーモアのある先生でした.
おまけに,オフィスで,自らコーヒーをいれてくださいました.

いったんホテルに帰ったあとで,夕方からDavid McAllister先生(スポーツがご専門)の
自宅で,ホームパーティーとなりました.

お庭に暖炉があり,McAllister先生の奥さん,4人のお子さん達とにぎやかに話をしました.
以前に,帝京大学を訪問されたことがあるそうで,
TEIKYO Univのタオルでお出迎え.

 広いプール
長女さんは,13歳とは思えないくらい,しっかりとした意見を持っていて,
いろいろな話を聞かせてくれました.




2013年6月20日木曜日

6/18(火)Naval medical center San Diego

6/18(火)は,Navyの送迎で,Naval medical center San Diegoまで移動
用意されていた朝食をいただきました.

この病院のドクターは,写真をみて分かるとおり,
Navyの服を着ています.
体型も良くて,太っている人はあまりいませんでした.

朝から,6名によるプレゼンテーション
HostのEric P Hofmeister先生は,なんと2006年のJOA meetingの法被をきて登場
さらには,阪神タイガースの試合を見に行った時のメガホンを使って,
「阪神タイガースの応援ってこんな感じだったよ」
と面白おかしくプレゼンしてくださいました.
私たちの事を,丁寧に皆さんに紹介してくださいました.

プレゼンの後は,2名ずつ3組にわかれて,それぞれNaval medical centerの見学を行いました.

午後にAmtrakという列車でロサンゼルスまで移動しました.
ビバリーヒルズにあるSofitelという高級ホテルに宿泊する事になりました.

夕方は,Cedars-Sinai病院のGuy Paiement先生のご自宅に招待されました.
すごい豪邸で,レジデントやナース達も招待されていました.
明日はUCLAで研修です!

2013年6月18日火曜日

6/17(月)サンディエゴ

AOA meeting からしばらくのんびりしていましたが,
6/17から再び,病院見学が再開となりました.
朝,6:30にホテルロビーに集合.
Navyにピックアップしてもらい,
まずはRady Children's Hospitalの朝カンファレンスに参加しました.

そこでは,側弯症治療で有名な,Peter Newtonに会う事ができました.
 Prader-Willi症候群の,Upper thoracic curve(40度程)を,
前方から,SynthesのDynaSysという制動術に使用するインプラントで,dynamic stabilizeさせることで治療を行うという,非常に画期的な治療法でした.
学会で以前見かけた事がありましたが,実際の症例を見たのは初めてです.
このレベルの側弯には,装具がききにくいため,装具のかわりに手術を行い,矯正が得られた時点で,ケーブルのみ抜去するそうです.
sagittalの矯正や回旋の矯正がどれくらい得られるかはまだわかっていないようですが,興味深い治療法だと思いました.

その後は,Dennis R. Wenger先生が,病院の中を丁寧に案内してくださいました.
Rady Children's Hospitalの名前の由来(60億円程寄付された方の名前)
古い子供病院は,庭にきれいな木があって,芸術的な造りだったけど,新しい病院は,どこもスクエアになってしまって,ちょっと寂しいといった話まで,
いろいろと教えてくださいました.

その後,UCSDのラボに移動
JOA fellowから3名,UCSDから2名のプレゼンテーションがあり,昼食となりました.
UCSDには,日本からたくさんの先生が留学されていて,とても楽しい食事でした.

昼食後に,舛田先生みずから,ラボの中を案内していただきました.
そして,NuVasiveのカダバーラボに移動.

ここで,XLIFというまだ,日本にはほとんど導入されていない手術手技の
カダバートレーニングを行う事ができました.
イタリアに以前留学していた時に,現地でオペに参加したことはありましたが,
実際にトレーニングをおこなったのは,もちろん初めて.
とても良い経験になりました.
そして,夕食は,Journal Clubというスタイル.
地元のレストランを借りて,6つの論文をレジデントが読んで,みんなでディスカッションするという方式です.
この6つの論文というのが,今回日本から参加した6名のドクターが過去に書いた論文のなかから,1編ピックアップするというもの.
自分たちが過去に書いた論文を,レジデントがレビューして,それをみんなでディスカッションする.というのは,とても新鮮で,うれしかったですね.
(ちなみに,私はステロイドと脊髄損傷の論文がピックアップされました)

月曜日から盛りだくさんの1日でした.



6/16(日)ゴルフなど

本日は,朝ホテルの周りを散歩.
その後,ゴルフの前に,昨日もお世話になった,
酒井先生のご自宅で,日本食の朝食をごちそうになりました.
納豆とみそ汁がこんなに美味しいとは!!

そして,その後,舛田先生,酒井先生,秋末先生と
ゴルフ場にいきました.
サンディエゴのゴルフ場は,4000円から8000円程で,18ラウンド回れるそうで,
とてもリーズナブルでした.

ゴルフは,打ちっぱなしに行った事がある程度のビギナーだったので,
前日から,いろいろ妄想してました(ゴルフボールが20個くらい必要かな?など).

当日も,とりあえず,前に飛ばす事だけ考えて,なんとか無事ラウンドを終える事が
できました.
(ドライバー使う時は,ボールがどこに飛ぶか分からないので,
けが人が出ないか心配で,冷や汗かきっぱなし.)

San Diegoは,海岸から1フィート内陸に進むと,1度気温があがるそうで,
ゴルフ場も,かなり日差しが強かったです.

ゴルフ中は,職場で話す話題とは少し違った感じで,
ワイワイといろいろな話ができて,楽しかったですね.

そして,夕方からは,メキシカン料理をアメリカのドクター達と食べに行きました.
この日は,Father's Day(アメリカでは,日本以上に家族と時間をすごすイベントだそうです)であったため,早めにお開きとなりました.

参加者は,Naval Medical Center San Diego(Navyと呼ばれている)の先生が多かったです.
UCSDとNaval Medical Center, Rady Children's Hospitalは,いずれも仲間同士のような関係みたいで,飲み会なども合同で行われていました.

NavyのDrの中に,アフガニスタンに行ったドクターがいたので,
「アフガニスタンで一番行った治療は?」
と聞いてみたら,
「下肢の切断だよ」
と教えてくれました.
地雷があちこちに埋められていたそうで,片足,時には両足の切断に
なることもあったそうです.

Navyの先生は,非常に礼儀正しく,言葉もきれいだったのが印象的でした.

2013年6月17日月曜日

6/15 DenverからSan Diegoに移動

6/15(土)は,コロラド大学,AOA meetingと滞在したDenverから
San Diegoに移動です.
ホテルロビーで,ASGのメンバーと,
「良き出会いでした!また会いましょう」とお別れ.

したものの
結局空港に行くシャトルバスが,JOAとASGが同じだったので,
ちょっと照れくさい感じで,空港まで移動.

約2時間程でSan Diegoに到着.
ホテルは,完全リゾートホテル.
このホテルも,2人1部屋のシェアルームのため,
ジャンケンで部屋決め.
Burger先生宅に泊まった時と同じで,
筑田先生と同じ部屋になりました.

16時過ぎにホテルに到着して,18時30分からは,
UCSDの教授である,舛田先生のお宅に,パーティーで招かれました.

「そろそろ外食に飽きてきたころだろうから,日本の料理を用意しておくよ」
と舛田先生から,事前にメールがあったとおり,
完全に日本食でもてなしていただきました.

San Diegoでは,アジア人向けに野菜を栽培しているようで,
お鍋の中に入れる
椎茸,エノキ,白菜などは,ほとんど日本で購入するものと同じような
見た目,味でした.
その他,刺身,ウニ,肉じゃが,明太子餃子といった日本食を
お腹いっぱいいただきました.

San Diegoは,治安も良く,日本食も安く手に入るようで,
日本人が住むのに適した町みたいですね.

そして,明日(日曜日)は,なんと,人生初のゴルフ!?
舛田先生,酒井先生(現在UCSDに留学中),秋末先生といっしょです.

2013年6月15日土曜日

6/13(木) ,6/14(金)AOA meeting

6/13は,AOA meetingがありました.
午前中にmeetingに参加.
午後は,クアーズ・フィールド(Coors Field)というスタジアムに野球観戦に行きました.
コロラド・ロッキーズの本拠地になります.


Wikiによると
クアーズ・フィールドは標高1マイル(約1600メートル)地点にあることから通称マイル・ハイと呼ばれている.高地で気圧が低いため空気抵抗が少なくなり,結果として打球の飛距離が伸びる.

そうなんです.今私たちは,標高1600m程の場所を訪問しているのです.

野球専用球場なので,内野の観客席最前列に行くと,選手を間近でみれます.
屋根が少ないので,かない日差しは強かったですが.

試合は,初回にいきなり,ロッキーズのバッターがうった打球が,ネクストバッターズサークルの味方選手を直撃し,その選手が退場.
また,ゲーム途中に,投手が2回連続でボークをとられてしまい,
相手の2塁ランナーがホームまで帰ってしまうというアクシデント.
結局試合も負けてしまいました.

6/13のPM6:00〜7:00は,シェラトンホテル内で,
AOA fellowのメンバーによる懇親会がありました.
JOA, ASGメンバーの他にも,過去に日本を訪問したアメリカのドクター達と
お話ができました.
会場には,以前シアトルでお世話になったワシントン大学のBruce J. Sangeorzan先生(ご自宅のパーティーに招かれた),最初の訪問先であるユタ大学のホストであるR. Lor Randall先生とも再会できました.
Sangeorzan先生は,以前AOA JOA fellowとして,日本を訪問されたことがあります.
Randall先生は,ワシントン大学のfellowだったので,Sangeorzan先生と懐かしい話をされていました.
その後,近くのレストランで皆で食事をとりました.

6/14(金)は,AOA meetingにでつつ,時々ホテルの部屋に帰って,後輩の論文チェックを行いました.
きれいなホテルなので,作業がはかどりました.
夕方は,Denver Art Museumでパーティーがありました.(立食)
美術館を見学した後,昨日訪問したレストラン(美味しかったので,再度訪問)にいきました.
明日は,いよいよデンバーからサンディエゴに移動です.