2013年6月18日火曜日

6/17(月)サンディエゴ

AOA meeting からしばらくのんびりしていましたが,
6/17から再び,病院見学が再開となりました.
朝,6:30にホテルロビーに集合.
Navyにピックアップしてもらい,
まずはRady Children's Hospitalの朝カンファレンスに参加しました.

そこでは,側弯症治療で有名な,Peter Newtonに会う事ができました.
 Prader-Willi症候群の,Upper thoracic curve(40度程)を,
前方から,SynthesのDynaSysという制動術に使用するインプラントで,dynamic stabilizeさせることで治療を行うという,非常に画期的な治療法でした.
学会で以前見かけた事がありましたが,実際の症例を見たのは初めてです.
このレベルの側弯には,装具がききにくいため,装具のかわりに手術を行い,矯正が得られた時点で,ケーブルのみ抜去するそうです.
sagittalの矯正や回旋の矯正がどれくらい得られるかはまだわかっていないようですが,興味深い治療法だと思いました.

その後は,Dennis R. Wenger先生が,病院の中を丁寧に案内してくださいました.
Rady Children's Hospitalの名前の由来(60億円程寄付された方の名前)
古い子供病院は,庭にきれいな木があって,芸術的な造りだったけど,新しい病院は,どこもスクエアになってしまって,ちょっと寂しいといった話まで,
いろいろと教えてくださいました.

その後,UCSDのラボに移動
JOA fellowから3名,UCSDから2名のプレゼンテーションがあり,昼食となりました.
UCSDには,日本からたくさんの先生が留学されていて,とても楽しい食事でした.

昼食後に,舛田先生みずから,ラボの中を案内していただきました.
そして,NuVasiveのカダバーラボに移動.

ここで,XLIFというまだ,日本にはほとんど導入されていない手術手技の
カダバートレーニングを行う事ができました.
イタリアに以前留学していた時に,現地でオペに参加したことはありましたが,
実際にトレーニングをおこなったのは,もちろん初めて.
とても良い経験になりました.
そして,夕食は,Journal Clubというスタイル.
地元のレストランを借りて,6つの論文をレジデントが読んで,みんなでディスカッションするという方式です.
この6つの論文というのが,今回日本から参加した6名のドクターが過去に書いた論文のなかから,1編ピックアップするというもの.
自分たちが過去に書いた論文を,レジデントがレビューして,それをみんなでディスカッションする.というのは,とても新鮮で,うれしかったですね.
(ちなみに,私はステロイドと脊髄損傷の論文がピックアップされました)

月曜日から盛りだくさんの1日でした.



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