2017年10月22日日曜日

1週間の半分働く医師

現在の医療の環境では,
「医師は常勤として,月曜日から金曜日(土曜日)までフルタイムで働く」
ことを期待されています.

今までは,週に3日だけ働く.といえば,「は?何いってんのコイツ」と白い目で見られることもしばしば.

ですが,今後ライフスタイルの多様化に伴い
・子育て期間は,1週間のうち3日だけ働きたい.
・医師としての技量がひととおり身についたら,45歳以降は1週間のうち3日だけ病院で働き,それ以外の日には別の仕事をしたい.
・2つ以上の病院にパートタイムとして務める
・40歳を節目として,1年間は休養期間(短期留学や家族と長期の旅行)をとりたい.
といったニーズが増えると思います.

また,別の背景として
・サラリーマンに対する税金,社会保障費(健康保険),年金負担の増加があります.
関連リンク:勤務医を辞めたくなる話
年金未納や社会保障費の増大により,今後国の財政が厳しくなると,(勤務医を含めた)サラリーマンの給料は,惜しみなく奪われていくことでしょう.給料の半分以上が天引きされる未来もすぐそこに...

そこで,合理的に考えるのであれば,
・サラリーマンとしての収入はそこそこに抑えて(1週間に3日ほど.)
・会社を設立して,残りの4日は別のビジネスをする.
というスタイルが今後どんどん増えてきそうな気がしています.

実際,私の運営しているオンラインサロンの中では,そのような働き方を目指している人が数人おられます.元々行動力のある人達が集まっている背景もあり,実現に向けて,行動を始めている人もいます.

医師は今のところ,比較的安定した収入を得られる環境にあるため,新たなチャレンジをしやすい環境にあります.スモールビジネスを立ち上げたり,(参入時期を見極めた上で)不動産投資をしてみる.サラリーマンとマイクロ法人のハイブリッド型の働き方というのは,検討の余地がありそうです.

時代が大きく動く時.
過去に安全とされていた領域に留まるのか?
それとも,リスクをとって,辺境の地(フロンティア)を目指すのか?

この話題は,まだまだ一般的ではなく,ブログでオープンにしにくい面もあるので,オンラインサロンの中で,議論を続けているのが現状です.