2018年6月3日日曜日

いつまでも同じ環境に居続けることが難しい時代

私は,基本楽観的な性格ですが,物事を理詰めで考えるタイプです.

今の世の中を見渡して,

一つの勤務先(大手企業)に努めて,出世して,定年退職まで働いて,退職金をもらい,年金で悠々自適に過ごす

というキャリアプランは完全に崩壊していると感じています.

私の中にあるイメージでは,勤め人というのは,豪華客船の中で生活している人.
大学卒業後に豪華客船に乗船したものの,30〜50代で,ある日突然「そろそろ客船からおりていただけませんか?」と肩を叩かれる.

ふと客船を見渡すと,自分と同年代の人は,数えるほどしかおらず,いつの間にか同期達も船を降ろされたようです.

とある港についたときに,船から降ろされ,当面の生活資金を手にして,あとは自力で生活していかねばなりません.

勤務医というのも,定年退職で豪華客船から降ろされるという宿命はかわりません.
むしろ,40〜50代になって,急性期病院で当直をしたり,夜遅くまで外来をしたりという勤務体系に体が追いつかなくなってきて,自分から船を降りざるを得なくなることもあるかもしれません.


大型客船は,時々港で停まります.多くの人達は,船から降りず,船の中での人間関係だけで満足しているかもしれません.でも,私はその瞬間に船から降りて,できるだけ船の外の人たちと交流をすると思います.そして,話を聞くとおもいます.
以前であれば,SNSなどのツールがなく,出港の時間に,船に戻ってしまうと,交流が途絶えてしまうと思いますが,今は違います.下船して交流した人たちとは,その後もSNSを使って交流を維持できる時代です.

そして,客船の中から,自分を外部にアピールすることも可能です.私の場合は,ブログを書いていますが,SNSのツールはたくさんありますから,自分にマッチしたやり方で良いと思います.

そして,自分の準備が整ったら,肩を叩かれるまえに,自分のタイミングで,下船して旅をしてみたいですね.

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