2018年6月9日土曜日

これまでの働き方.これからの働き方.

これまでの医師の働き方

1)働くための教育期間 働くための準備期間〜24歳
2)働く期間 勤務医 24歳〜65歳
3)定年後
という3ステージが基本でした.

勤務医として働くステージで,お金を貯金して,定年後は貯蓄と年金で生活します.

この働き方が成立する前提として
・働くための教育期間に得た知識,技能が,65歳まで役に立ち続ける
・2)の期間でためたお金と年金で,3)の期間生活ができること

定年後,10年ほどで寿命がくるのであればよいのですが,これから先,長生きするリクスを考える必要があります.いわゆる人生100年時代の到来です.

仮に,95歳まで生きると仮定したとして,3)のステージ(定年後)が30年あります.
その間,年金と貯蓄(金融資産投資含む)で生活できるのでしょうか?
私は,100%無理だと思っています.

そうなると,これからの働き方として
2)のステージをいかに長く確保できるか?
がポイントになります.今は想像しづらいですが,85歳まで働く(夫婦共働きがベスト)ことができれば解決できるかも.生涯現役こそが,老後の不安をなくすためには最適解.
ところが,そうすると別の問題が
・24歳から80歳まで,勤務医としてお金を稼ぐことが可能か?
・定年退職の問題(65歳で勤務先から強制解雇されてしまう)

ここまでをまとめると
 人生100年時代.ベストな働き方は,夫婦共働きで生涯現役.
 24歳から60年近く働くためには,年齢に応じて働き方を変える必要がある

医師になってから10年ほどは,寝食を忘れて仕事に没頭する時期も必要でしょう.
ただ,同じ働き方を60年続けるのは,難しいと思います.
30歳でしていることを,80歳になっても同じことができるでしょうか?

自分が30歳から80歳になる過程で,変わるのは自分だけでなく,社会そのものが激変してしまいます.
そうなると,理論的には,次のような働き方が最適解になります.

40歳〜50歳で働き方を変え,70歳前後でまた働き方を変える.
働き方を変える際には,その時代にフィットした職業に転職することも必要になるでしょう.

ベーシックインカムが導入されたら,働かない.という選択もできると思いますが,所得の高い医師が,なにもかも捨てて,ベーシックインカムだけで細々と生活する.というのは,あまりに非現実的です.

ですが,生涯現役という働き方ができなくなったタイミングで,ベーシックインカムに近い生活が待っている.ということは全ての勤務医が知っておくべき事実だと思います.

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