2017年5月13日土曜日

富裕層になるための素質とは?

President Onlineに興味深い記事を見つけました.

以下引用
●地位財=他人との比較優位によってはじめて価値の生まれるもの
(例:所得、社会的地位、車、家など)
●非地位財=他人が何を持っているかどうかとは関係なく、それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの
(例:休暇、愛情、健康、自由、自主性、社会への帰属意識、良質な環境など)

富裕層は金銭に換算できないことを好みます。我々は地位財の価値観の世界にどっぷり浸かっているため、身近な非地位財、例えば誰の指示も受けないで自分の暮らしを決めるという「自由」を満喫し、「自主性」を発揮できることをそれほど価値あるものとは思うことができません。しかし、視点を変えれば、この「自主性」こそがお金にはかえがたい意義のある非地位財であると気づくはずです。

非地位財というものは世の中の財の中では希少で、その価値を見極めにくい特徴があります。また、非地位財は、地位財とは異なり新たに追加生産することもできません。ですから自分にとってそれは非地位財かどうか、という点を強く意識して、限りある財の配分を行う必要があります。休暇、愛情、健康、自由、自主性、社会への帰属意識、良質な環境などは地位財に替え難いものだと深く理解する必要があります。

繰り返しますが、非地位財に対してお金を配分していくこと。そのことが不毛な競争的消費に巻き込まれないことにつながり、結果的に資産形成への確かなステップとなるのではないでしょうか。


以下感想
確かにそうだなあ.と感じました.
私自身,ここ数年,自分の生き方を考える上で注目していることは,自由な生き方であったり,休暇の使い方や医師を続けていく上で良質な環境を作ることであったりします.そのほとんどが,非地位財であることがわかりました.

つまり,現在フォーカスしている点を追求していくので,大筋(おおすじ)として間違いない.

そして,ここ数年で手放した価値観が,まさに地位財でした.アカデミックポジションにおける地位争い,車(コンパクトカーで十分),マイホーム(いまだに賃貸)を手に入れたいというのは,本能的な欲求なのでしょうが,実は他人との比較優位を求めるもので,「別になくても全然困らないでしょ」と手放すと,人生がすごく楽になる気がします.
堀江貴文さん,高城剛さんなども,マイホーム,社会的地位,車などを手放して,非地位財に価値を感じている人たちですね.