2018年2月1日木曜日

医師の引っ越しは節税のチャンスです.

この時期は,引っ越しの準備をされている先生も多いかと思います.
県外に引っ越しとなると,100万円を越える出費になることも多いかと.

いくつかお役に立てる情報を共有しておきます.

1)引っ越しは節税のチャンスです.特定支出控除を利用しましょう.
引っ越しの費用は,特定支出控除の対象となります.
引っ越しの支払いを証明できるもの(領収書やクレジットカードの明細)は,保管しておきましょう.

以下詳しく書いておきますが,要点は
今年引っ越しするのであれば,2018年1/1〜12/31は引っ越し費用はもちろん,学会参加費,学会年会費など,医師の業務に関係しそうな領収書は全て集めておくことをオススメ.

もし2018年に引っ越しをするのであれば,2018/01/01から2018/12/31の期間に関しては,学会参加費(公費負担のあるものは除く),学会年会費,教科書の購入など,特定支出控除に該当するものの領収書(もしくはクレジットカードの支払明細)を集められるだけ集めておきましょう.

結構色々な出費が特定支出控除に該当します.
特定支出控除に該当するものとは(国税庁サイト)

 特定支出控除を利用するためには,出費の正当性について,給与支払者の証明を受ける必要があります. つまり,個人事業主と同じく,出費を証明できるもの(領収書など)を1年分集めて,エクセルなどのデータにまとめて,勤務先の病院に提出して,証明をもらえばOK.確定申告(2019年)をすれば,節税になります.

年収1000万円を超える勤務医であれば, 220万円(給与所得控除)×1/2=110万円 つまり,110万円を超えた分が,特定支出控除として認められることになります.

下記記事もご参照ください
過去記事:学会出張が多いからその分税金を安くしてほしい
関連リンク:勤務医の節税には「特定支出控除」が有効!

2)引越し業者の選定
必ず複数の業者から見積をとりましょう.
特に,大手の引越し業者が最初に提示してくる金額は,最も高い値段であり,通常ディスカウントされます.
また,お子さんが就学前であれば,引っ越しを3月ではなく,4月にすることで費用を抑えることが可能です(繁盛期を避ける).
詳しくは,こちらの記事をご参照ください.


2018/01/31現在の情報を元に書いた記事です.





Facebookの非公開グループで,毎週様々なテーマについて情報共有をしています.興味のある方はぜひ!