2018年2月5日月曜日

医師になって10年経ったら自分の生活を見直す時期です

知らないモノに投資するな!

そして、最後はやはりコレです。スルガスキームのキモは「いかにして高属性の人の信用をお金に換えて収奪するか」です。 医師はともかく、本職(?)の弁護士や公認会計士まで騙されるのは、理解し難いようで、何となく分かるような気がします。 これらの高属性の人は、クリエイティブクラスの中でもクリエイターではなくスペシャリストに属する人々です。 スペシャリストは一見高収入に見えるものの、単に時給単価が高いだけの拡張不可能な仕事なので時間に縛られています。このため、投資に充分な時間を割くことができないのです。 余暇も少なくエネルギーの大半を本業に費やすため、本当は重要なはずの投資をないがしろにしてしまう。。。 ここにスルガスキームに堕ちてしまう落とし穴が開いています。

スペシャリストがハマる罠.
医師になって,10年くらい経ったら,一度自分の生活を俯瞰してみることをオススメします.24歳で医学部を卒業して,10年くらいは,おそらく日々の生活の9割が医師の仕事.みたいな生活が続きます.
これは,ある意味仕方がないです.
若いときに,猛烈に働いて知識やスキル,人脈を築くことはとても大切なことだから.

でも,それが当たり前になってしまい,50歳まで続けているとなると,大きな問題になります.
・貰った給料を翌月の給料日までに使いきってしまう.
・足りないと,バイトをして補填する.
スペシャリストとして突き抜けることも大切ですが,医師になって10年くらいたったら
・スペシャリストとしての能力を発揮することも大事だけど,自分の生活を防衛することも重要
という事実に早めに気付くべき.

お金の勉強ももちろんですが,
・健康管理
・家族との人間関係の維持
 などもとても大切です.

医師の仕事が頭の中を100%占拠するようになってしまうと,疲労の蓄積で人生に必要な勉強ができなくなってしまいます.
そうなると最悪の場合
・慢性的な肥満,生活習慣病(特に糖尿病)
・歯のケアを全くしていない
・家族との関係が希薄になる
・お金に関するリテラシーの不足
・医師のキャリアが終盤に近づいたあとのキャリア変更のミス
など,50歳から60歳にかけて,様々な問題がでてきそうです.

大切なことから目を背けて,無思考に働き続けるのは,どこかの段階で見直さないといけない.と思います




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