2017年3月7日火曜日

自分が戦っているゲームを俯瞰してみる習慣を

医師の中には,
・受験
という競争を勝ち抜いた人が多いです.

医学部受験のゴールは,
目的とする大学の入試に合格すること.

このゲームのルールはシンプルで
「正解の存在する問題に対して,制限時間内に適切な回答を量産すること」

受験戦争を勝ち抜いた医師は
日々自分がおかれている環境の中で,自分の目の前に現れる課題を
そつなくテキパキ解決する.
自分が参加しているゲームで,最適化された行動で高得点をとることに長けています.
 学位を取得する
 数々の専門医の資格を取得する
 上司のご機嫌をうかがう などなど
実は,ここに罠があります.

「自分の目の前に現れたゲームで高得点をとる.」という概念よりも,
もっともっと重要な概念は

自分が参加すべき理想のゲームを選ぶこと

たまたま目の前で,「大食い選手権」が開催されていた.
友人が試合にでていたものだから,1年間かけて,
大食いのトレーニングをしてライバルに勝って優勝した(競争に勝った!).
では,話になりません.
そもそも参加すべきゲームを間違えています.

自分の置かれている立場で誠実に働くことはとても大切ですが,
時々は,「自分が戦っているゲームを俯瞰してみる習慣」を持つことも大切です.

夢中になって戦っていると気づきませんが,
時々冷静になって,周囲の多様な意見を聞くことができれば
「このゲームはわりにあわないな.もっと別のゲームに参加した方がいいな」
と考えることもできますね.

自分が戦うにふさわしい土俵を選ぼう!