2017年6月18日日曜日

No money No freedom

橘玲さんの新書を読みました.


以下引用
「自由 」とは 「誰にも 、何ものにも隷属しない状態 」のことで 、そのためには一定の条件を満たさなければなりません 。この条件とは 、端的にいえば 〝お金 〟です 。 「自由 」を経済的な意味で定義するならば 、 「国家にも 、会社にも 、家族にも依存せず 、自由に生きるのにじゅうぶんな資産を持つこと 」になります 。これが 「経済的独立 F i n a n c i a l I n d e p e n d e n c e 」です 。

私は仕事をする上で,人と人は(精神的には)フラットな関係が理想と考えています.
もちろん,仕事上の立場の違いというのはあると思います.

院長,診療科の部長,医師,研修医
開業医とそこで働く従業員

管理者と従業員が存在する以上「命令を下す立場」と「命令を受けいれる立場」の人間ができるのは組織の宿命.ですが,そこに欠かせないのは,「自分には選択の自由がある」という絶対的な安心感です.

すべてが自分にとって理想的な職場というのはありえないので,「これはちょっと無いよなあ」と感じながらも,自分がそこにいることを選択していることが理想です.
人間関係や仕事の条件について,嫌になったら辞めるという選択肢を確保できているのであれば,仕事のストレスは少なくなります.

「ラットレース」を続け,「それ(ラットレース)が嫌でも自分には辞める選択肢が無い」というのは,自分にとっては大きな閉塞感となります.経済的独立というのは,自由を手に入れるために避けられない過程だなと思いました.