2016年12月4日日曜日

臨床研究を志す人にオススメの書籍

本を読んでいて,一番幸せになる瞬間.
それは,"数年に1回出会えるハイクオリティな書籍" に出会えた瞬間です.

今回はそんな書籍をご紹介します.

みんなのEBMと臨床研究


東大医学部卒の神田善伸先生の著書.

EBMってどういうもの?
という話題から
 臨床研究の基礎知識
 医学統計の基礎知識
 スタディーデザイン
 研究計画書の書き方
まで,広い範囲を網羅しています.

特筆すべきは,"内容が臨床に即しており,実戦向き"ということ.
頭のいい人は,"難しい内容を,凡人にも理解できるようにわかりやすく説明できる".
神田先生の解説がとにかく,わかりやすいのです!

これまで,臨床研究についてわかりやすく書かれた書籍として
福原俊一先生の
臨床研究の道標 を紹介してきました.


臨床研究を志す人にとって,
福原先生の著書を西の横綱とするなら...

東の横綱は,神田先生の「みんなのEBMと臨床研究」で決定です!

2冊に共通した点
 楽しく読みすすめられる
 皆が苦手とする領域を本当にわかりやすく解説している
 臨床家にとって身近な内容を取り上げている
 イラストが良い
 
個人的には,2冊ともお値段の10倍以上の価値があると断言できます.
これから,臨床研究に取り組んでいこうと志す人にとって,超オススメです!

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