2017年2月16日木曜日

医療クラークと医師の連携について


写真 ぱくたそ

オンラインサロンのメンバーと交流をしていて
病院によって,
 医師事務作業補助者(医療クラーク)と医師の連携に
とーーーーっても大きな差があることに気づきました.

医師事務作業補助者とは?
医師事務作業補助者とは、医師が行う業務のうち、事務的な業務をサポートする職種です。その呼称は病院によって様々で、医療秘書や医療クラーク、メディカルアシスタント(MA)などと呼ばれています。診療報酬制度では、医師事務作業補助者の配置人数によって患者一人あたり最大8,100円(入院初日に限る。大学病院本院などの特定機能病院や、診療所は除きます。)を算定することが認められています。
業務内容は診療報酬の施設基準によって定められており、大きく分けると4つの業務があります。もっとも基本的な業務には、診断書や診療情報提供書(いわゆる紹介状)など「医療文書の作成代行」があります。次に電子カルテなど「診療記録への代行入力」があり、これは医師の外来診察など同席して行います。さらには、「医療の質の向上に資する事務作業」として、カンファレンスの準備、がん登録や外科手術の症例登録(National Clinical Databaseの頭文字を取ってNCDと呼ばれています)なども、手広く行います。最後に「行政への対応」があり、これは厚生労働省などに報告する診療データの整理などが含まれます。このように医師事務作業補助者の業務は多岐にわたりますので、実際の業務は病院ごとの実情によって特色あるものになっています。 
私の勤務する大学病院にも,
とても優秀な医療クラークさんがおられますが,
医師の人数に対して,圧倒的に人数が少ないため
連携した作業は多いとはいえません.

オンラインサロンのメンバーの中には,
医療クラークさんと非常に有効な協力体制を構築されている先生がおられて,
正直,かなりうらやましく感じています.

以前サンフランシスコのUCSFを訪問した際にも
医師の業務をサポートする人たちの多さにびっくりしました.

医師としての生産性を高めるためには,
 ・大学病院のように医師が多くの事務作業を行う環境
 (医師の事務作業を医師がサポートすることも多い)

 ・医療クラークさんと医師が連携して仕事を行う環境
のどちらに軍配が上がるかは,考えるまでもないですね...


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