自分自身が今後本を書いてみたいな.
と感じており,「医師の経済的自由(書籍)」の動向に注目しています.
高レビューと低レビューが真っ二つに別れていますね.(本記事は2017/02/04に記載)
(これは,良書の持つ特徴の一つです)
低いレビューの方の意見をみると
・具体的な方法が書かれていない.
というレビューが目立ちます.
医者に限りませんが,受験勉強を勝ち残ってきた人の中には
・問題には正解がある
と考える人が多いように思います.
ですが,実社会に存在するのは「正解のない問題」ばかりです.
もし仮に
・不動産投資なら,◯◯をすれば確実に良いリターンが得られる.
・このスモールビジネスは,だれがやっても成功する.
といった「必勝法」があったとしても.
その知識を多数が共有し,やり始めた時点で,
ブルーオーシャンは,あっという間に
レッドオーシャン(一定のパイをたくさんの人で取り合う状態)になります.
つまり,誰でもリスク無く成功する方法(理想的な正解)
というのは,「理論的には存続しえない」となります.
(このあたりは橘玲さんが指摘されていますね.
政策などで生じた社会のひずみは,存続することもあります)
特に,今後は
・イノベーションがどんどん起こるので,今日の最適解が明日も正しいとは言えなくなる
「唯一の正解が存在しない世界」において大切なことは
・基本となるファイナンシャル・リテラシーの習得
・今までに経験したことの無い課題に直面した時に,どのようにアクションをすべきか?
といった「思考のベースになる知識や考え方」が重要になります.
自由気ままな整形外科医の先生が
・具体的な投資の戦略は,ネット教材として少数の人に提供
・書籍は,これまでにえた自分自身の経験を,今後も長く利用できる形で提供
というのは,非常に理にかなった戦略だと思います.