2017年12月25日月曜日

勤務医目線の資産形成:節約編2

昨日の続きです.

慢性的にお金が足りないと感じた時に,まずすべき事は
・毎月の収入,支出を管理(把握)すること

体重計に乗らずに,ダイエットが成功することはありません.
大切なことは,現状を知ること.そのためには,計測することが大切です.

私も過去に色々とやってみましたが,一番効果があったのは
・銀行口座の記録をエクセルに入力してみること

通帳に記帳しても良いですが,最近だとインターネット上から,記録を確認できます.

給料日に,毎月の銀行口座の情報をエクセルに入力してみましょう.
そうすると,固定費を把握することができます.

たとえば,
・○○生命保険から毎月○万円の引き落としがある
・○○スポーツジムから毎月○千円の引き落としがある
といった感じで,固定費を把握できるようになります.

その延長で,クレジットカードからの引き落としもエクセルに入力してみましょう
ここで,最初に完璧にやりすぎて,100円単位まで入力しようとすると挫折します.

大きな支出を把握することが目的ですから,
・クレジットカードの支出は,固定費は全て入力,変動費は,1万円以上の物を入力
みたいにしてみてはどうでしょうか?

え?固定費は,全部入力するの?と思われた方も多いと思います.
固定費は,バケツに空いた小さな穴と同じで,塞がないと,水が漏れ続けます.
固定費に関しては,月額300円というサービスであっても,意味のないものであれば,利用を中止しましょう.
その無駄に気づくためにも,クレジットカードから毎月引き落としされている,固定費には厳しく対応しましょう.

変動費を減らそうとすると,ストレスを感じます.
例えば,楽しみで参加している飲み会を減らす.家族との外食を減らす.などを想像してみるとわかりますね.

でも,固定費を減らしても,精神的なダメージはほとんどありません.
・研修医のときによく考えずに加入した生命保険を他の保険に切り替えた.
毎月4万円の支出が1万5千円に減った.
となっても,おそらく精神的なダメージはゼロでしょう.